2004/10/12
夕焼け
Here comes the sun を訳すと「おっ、太陽だっ」であり「うぉー、晴れたゼっ」ということになるのだろう。
今日は久しぶりにそんな一日だった。一日通して雨を見なかったことが無いくらいフラフラした日が続いていたから晴れた日がこんなにも心ウキウキとしてくれるのかと改めて感動した。
あの暑い夏場を思えば「雨降ってないなぁ」とため息ついてヒーヒー言っていた日々がウソのようである。まさにCCRの「雨を見たかい」の夏だったから、、、。季節は確実に「秋」になった。Tシャツ、短パンでは違和感がある。あそこのマスターはいつまでたっても同じ格好だ、と変人の実態がバレないよう「衣替え」したい。
イワシ雲に輝く夕焼けを眺めながら「今日からニジまでやるぞぉ」と身も心も衣替え。Over the Rainbow、、、また一つ歳をかさね、4?本のローソクを吹き飛ばし、ニジの彼方まで飛んで参ります。
2004/10/13
評決
「評決」という映画をご存じだろうか?
1982年の作品で主演はポール・ニューマン。監督は「十二人の怒れる男」のシドニー・ルメットでアメリカの裁判制度の矛盾に立ち向かうライフワークの秀作だ。
高名な医師の誤診に落ちぶれたヨレヨレの弁護士が挑む。卑怯な妨害工作や幾多の困難を乗り越え真実と正義に迫りながら彼自身も立ち直っていくのだが、白い巨塔などメじゃないドラマ。弁護士に扮するニューマンがとにかくいい。彼はこの映画でもアカデミー賞にノミネートされ有力視されたが落選。後に「ハスラー2」でリベンジを果たしたが、断然「評決」の方が素晴らしい。
ボクは封切りで観て依頼ハマり、ビデオ発売と同時に購入。何度も観た。しかしまだDVDにはなっていない。先日ビデオテープがいよいよヘッドに巻き付いて切れた。今日、何とかつなぎ合わせ修復、そしてDVD−Rに録画した。これでもう安心。DVDを自分の家で焼ける時代なんてスゴいね。
ちなみにこの映画には無名時代のブルース・ウィリスが出演。若くてヤセてて髪の毛フサフサで、言われなければ絶対わからない。
2004/10/14
駐車場
お店を「ダイニングバーなんですよ」と宣伝してても、なかなか思うとおりに店の指向は伝わらない。そもそもダイニングバーとは何なのか、バーってBarだろBarって言やあ、怪しげなネオンで中入ったらケバいおねーちゃんがいて、、、ってことだろ?と思われてしまうことも多い。今風の都会感覚を身につけているお客様には「Bar→お洒落」となるが、道のりは実に険しい。
我が田舎町にはファミレスも夜遅くまでやっている喫茶店もないので、当然その役割を果たす場面は実に多い。さすがに最近は「お子さまお断り」にしたが、開店当初は連日子供が走り回り、乳飲み子が泣き叫んでいた。駐車場は一応あり4台まで停められるが4人で4台ってことも珍しくない。それで「いつもクルマがいっぱいで繁盛しているね」と勘違いされるのはまだしも「いっぱいだから入れないだろう」と勝手に判断されお客様を逃してしまうのが実にホントにマジで辛いところだ。
まあ、グチは言うまいコボすまい、これが私の生きる道。
今日もスパゲティ1品のみで数時間過ごされたお客様を笑顔で送り出す。
どっかのメジャーなファミレスが一軒でも出来りゃ全てが明白となるだろう。
(追伸) 当店は、一応、、いやいや完全確実(!)に◯★△□◆☆、、です。
2004/10/15
コンビニ
最近ようやくメジャーなコンビニが出来始めた。と言っても我が町からは30kmも遠いが、日用品を始め諸々の買い出しにいつもクルマで走る距離である。コンビニは配送ルートが一度確立されると今までがウソのようにどんどん増殖していくようだ。都会での生活に慣れている人たちには、コンビニはきっと生活の一部だろう。横浜時代、ボクのやっていた店の周り半径100m内にはコンビニが何と4軒もあった。中では野菜や果物も置いているところもあり、よくスタッフを走らせたものだ。買い物もだがいろいろな料金を支払えるのも便利だし、ATMでお金が下ろせるのも助かった。今は「コンビニもない町」にいる。無ければ無いで困ることはないが、あれば便利、まさにそれがコンビニエンス。
先日、地元で民宿をされている方が「夕食を済ませたお客さんが決まって"コンビニありませんか?"と尋ねるんだけど、何で?」と首をひねっておられた。何か必要な物があったら買って来ますよ、ビールなら自販機がありますよ、、、彼らの求めはそういうことではないらしい。ヒマつぶしにコンビニ、何は無くともとりあえずコンビニ、が習慣なのかも。コンビニもない町、にせっかく来たのだからそれなりの「時間」を発見してもらいたいもんだね。
2004/10/16
ハローCQ!
ボクはハムである。体型もハムだが、その話ではない。アマチュア無線のハム。「King of Hobby」と言われ地球規模の趣味。でも現代では既に「王様」とは言い難い。半世紀前では、目に見えない電波で人と話すなんて、夢のような憧れであり、設備を整えるだけでもかなりの知識とそれなりの費用がかかった。だから「究極の趣味」と言われたのだろう。今では無線機も安い。
小学校6年で資格を取り、中学、高校と狂ったようにハマったが、その後は引っ越しやらなんやらで遠ざかった。こちらに戻ってまた復活しハマっている。今では携帯電話などの普及により一時のブームは去り愛好者もかなり減ったようだ。
自宅から電波を出すことを「固定」と言い、別の土地に出かけて行ってやることを「移動」と言う。国内の交信に限って言えば、日本全国全ての市や郡、町村の局と交信することはハムの勲章でありそういう表彰状もある。だから局がいないような市町村には「移動」して全国のハムにサービスすることも楽しみの一つ。3町合併で消滅する「村岡町」「美方町」も珍エリア。今日、手始めに仲間と「村岡町」に移動。道の駅「あゆの里」の東屋に発電機持参、格好は言うなればアウトドア無線局という感じ。
2004/10/17
看板その1
豊岡方面から香住の市街地に入りR178を来ると、我が店の手前正面、シャッターが並んだガレージに突き当たる。店の場所を説明するときわかりやすいポイントだ。そこに新しく看板を付けた。
それまで店の存在を示す目立った看板らしきものは無い。通りから少し入るが、開店は夜だしファサードのライティングに十分なアピアランスがあると思ったからだ。しかし、いよいよお客さんが来なくなり危機感を募らせた末の店主「気休め」的投資である。気休め、と言ったのは、謙遜ではない。実際のお客様は、照明を付け忘れていようが「Closed」と書いてあろうが、ドアにカギがかかっていようが気にもされず突進して来られる。要するに、問題はソコには無いと言うこと。
しかし付けるからには「クラ流」でなければ意味は無い。暗い中で「行燈(あんどん)」のイメージ。電気の配線がまだなので、夜の「働きぶり」はまた後日、、、。
2004/10/18
オーベルジュ花郷里
来年4月から合併で同じ町になることになった隣町・美方町に行って来た。クルマで約30分。そこはとびっきりの別世界。「オーベルジュ花郷里(はなごうり)」。昨年の春まで大阪の忠岡町の保養施設だった建物を有馬温泉のホテルが買い受けオーベルジュとしてリニューアル。オーベルジュとは宿泊できるレストランのこと。昨年の夏初めて行った。立派な施設なのだが、いかにもお役所の建物と言った臭さが残ったままだった。1年ぶりに訪れて感激の雨、嵐、、、。うーん、素晴らしいの一言。何の色気もない和室ばかりだった客室はすべて洋室に生まれ変わり、ただ広いだけの芝生の庭は池が出来、ウッドデッキも設置された。新設ツリーハウスのバーは遊び心いっぱい。全面ガラス張りの温泉浴場にはサウナ室も作られグレードアップ。お料理は小松シェフの地元素材を生かしたオリジナリティが相変わらず満ち溢れる。ノドグロやハタハタ、メインは但馬牛のフルコース。スタッフの笑顔にもほっこり。遅めの夏休み(?)。たった30分の移動で素晴らしい時間を過ごして参りました。たくさん撮ってきた写真で雰囲気を感じて下さい。「花郷里にて」
2004/10/19
お気に入り
誰にでもお気に入りのミュージシャンがいてCDを何枚か大事に持っていたりする。ボクの場合「KAN」がその1人だ。愛は勝つ、ぐらいしか知らない人も多いと思う。ボクもきっかけはそれだがアルバムを1枚買って、出たらまた買ってと繰り返しているうちに結構の数になった。彼は九州・福岡の人でピアノの達人、1962年生まれ。アルバムタイトル「弱い男の固い意志」にも表れているが、軟弱ではないがいろいろ物憂い、しかしながらカッコのキマらない男たちの歌になぜか共感してしまう。同世代ということもあるし、そんな歌を作る人は最初から他人とは思えなかった。愛は勝つ、が収録された「野球選手が夢だった」というアルバムが既に5枚目と知り、イマいちメジャーじゃなかった時代の存在に彼の隠し味を思う。
引っ越しのドタバタでか、ちゃんと別にしてあったはずのCDが何処探しても無い。この際意を決して買い直すことにした。Amazon.co.jpで探したら何と中古で全部揃った。でもボクにとっては珠玉のディスクが1枚300円400円とはね、、、。他人の多くが価値を感じてないものがボクにとっては宝物。嬉しいやら淋しいやら、、、。とりあえずまた彼に会える。
2004/10/20
トカゲ襲来
トカゲ襲来だ。毎回台風には名前が付けられているが今回はその名も「TOKAGE」。どうしてだかは知らない。今年は毎週のように台風が来る。夏は異常な暑さだったし、全国クマの嵐だし、、、。これで冬が豪雪だったらフルコースだし。世も末だし、、、。
この調子だと今夜も開店休業、、、。ホント世も末だぁ、、、。前回21号(メアリ)の時、この近くでも土砂崩れや冠水で道路が寸断された。翌日豊岡に行ったら道路が川だった。「こんな所を通るんかいな」と思い、車高の低い我がプレリュードで通った、って言うか渡った。水深3〜40cmはあったぞ。クルマでさえそんななのに家が浸かった方々には言葉もない。と、思っていたら、今まさに前の畑が水に埋まって来たぞ。すぐ裏の川も増水してきたし、風もスゴい。各地で道路の通行止めの情報も、、、。や、やばいなぁ、、、。
続いて来ている24号は「Knock Ten」だと?10回叩く?ったく 踏んだり蹴ったりだし、、、。あっ、テレビ消えたし、、、。
2004/10/21
トカゲ猛威
トカゲはとにかく強烈だった。昨日の日記をアップしてからが大変だった。当然店を開けられる状況ではなく休業を決める。まず携帯電話がストップ、家の電話も繋がらない。インターネットもダメ(未だに不通)。アマチュア無線を使って近所の局と話す。町のあちこちで土砂崩れ、冠水、浸水が起き始めているらしい。こんな時こそ無線だ。無線でこの地区の防災担当から協力の要請が入る。小型無線機を片手に担当者と軽トラで地区各地をまわり状況報告。防災訓練で無線を活用したノウハウが生きた。「災害時には携帯電話なんて無用の長物だ」と口をすっぱくして主張し続けて来たことが図らずも証明されたワケだ。しかしわが町より隣の豊岡市の状態をテレビで観てあ然。堤防が決壊したらしい。テレビで何度も出ているので皆さんもご覧になっているはず。街が完璧に水没している。コンビニがあるのも買い出しに行くのもまさにこの「豊岡」。悲惨な状況だ、、、。
新聞が夜になってようやく届いた。携帯電話、ISDNの電話は26時間かかってようやく復活。しかしネットは未だ不通。この日記はいつアップ出来るのだろう、、、。


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