2004/10/22
Yahoo!BB
台風の影響で携帯電話や一般の電話は不通になった。丸1日かかって復旧したが、未だインターネットは繋がらない。ウチの回線は「Yahoo!BB」。今年4月に開通と同時にNTTから乗り換えた。NTTのADSLは昨日の内に復旧したのに、既に丸2日、まるでダメだ。しびれを切らしサポートセンターに電話。「ああ、お客様の地区は障害が発生しており現在19??人の方が不通になっております」おいっ!貴様バカか?そんなこと聞いてんじゃねーよ、どういう障害が発生しててどのぐらいで復旧するのかが知りてぇんだろーが。ムカついて「それはアンタの前に出てる画面を読み上げてるだけだろ?それしか情報ないのかよ?」とツッコんだら「そうなんですよ」と開き直りやがったゼっ。ったくムカつく。加入するときは速いだの安いだのおいしいこと並べておきながら、いざサポートといったら気の利かないアルバイト野郎。なりふり構わずモデム配って加入者増やし、受け皿はお粗末千万。人種差別する気はないが、心の通わないサービスにけっして日本人は騙されない。ダイエーホークス買収も結構だがお客をナメんなよ。Yahoo!BBなんか解約してやる。
2004/10/23
ベートーヴェン
この田舎町に仲道郁代さんが来た。とは言っても彼女の演奏がこんな町で聴けることに驚く人は少ない。しかも2千円でモーツァルトにショパン、リストにブラームス、極めつけはベートーヴェンの「熱情」というてんこ盛りのプログラム。それなのにチケットは売れず、ガラガラとは彼女自身が一番呆れたことだろう。

ウチの街にはキャパが700人だがなかなかいいホールがある。残念なのは舞台幅が今イチ狭くて、オーケストラが乗れないこと、駐車場が少ないこと。地方のホールにとってこれらは致命傷だ。グランドピアノの価格に「ナニっ!イッセンマン??」と悪徳楽器屋に騙されて買わされたかの如く皆口々に吐き捨てる。ヤマハのCF3に驚いてたらスタインウェイなどどうなるんだろう、そもそもコンサートピアノの選択肢は少ない。このホールで過去まあまあお客が入ったのは「ベンチャーズ」ぐらいで「上田正樹」ですらガラガラだったらしい。なのに仲道郁代が満員なワケないか、、、。
必要としているから魂になるのであって、必要としていない人にベートーヴェンは語れない。しっかし「イッセンマンのピアノもたまには弾いてもらわんとムダになる」というなら、とりあえず聴きに行けよっ、ちゅー話だ。1万円払ってもヤマハでもいいから彼女の「熱情」を聴きたかった。

2004/10/24
ソフトボール大会
「40代ソフトボール大会」というイベントが春と秋にある。地元の同級会対抗で40歳になったら10年間参加。試合後は合同の飲み会があり、各チーム一芸披露の余興も行われエラい盛り上がる。こっちに帰って来て初参加した時は度肝を抜かれた。今日、今年の秋季大会があった。今日は多くが豊岡の水害の後片付けにかり出されていつもより参加者が少ない。仕方がない話だ。豊岡が職場の人間ばかりだもの。緊急事態に我が同級会も人海戦術。なんとか9人集まった。事前に余興の練習はするが当のソフトは練習はしない。ぶっつけ本番なところがレクレーション。でも突然の「運動」にアキレス腱切って救急車出動のシーンには我が身の年齢をしみじみ再認識。2試合続けてキャッチャーしたら、現在足がパンパン。
ボク的には、毎回夜は仕事で飲み会に行けず、あの「余興」の競演を見られないのが消化不良なところ。
「踊りまくり」だったというウチのカミさんの姿も含めて、、、。
2004/10/25
外食
定休日の外食は楽しみだ。外食産業に携わる者のハシクレとしては業界のためにもお金を落とさねば、とも思うし、知らないお店に行っていろいろ発見したり参考にするのは気分がリフレッシュする。我が町内には行きたいお店がほとんど無いので、ドライブがてら出かけることになる。範囲はだいたい豊岡方面か鳥取方面。地理的にそれしかない。豊岡は今大変なので鳥取へ。「サンマルク」というパン食べ放題のレストランをご存じだろうか。チェーン店で横浜でも何度か行ったことがある。今日の目当ては「お誕生日特別コース」。貰っていたDMを握りしめオーダー。スープ、前菜、魚、肉、デザート、コーヒーのコースで焼きたてパンの食べ放題も付く。いろいろなパンがどんどん出てくるもんだから次々取って案の定食べ過ぎる。「食べ放題」というのはホントに行儀の悪さとお育ちが出るね。夫婦そろってブレーキを知らない。
2004/10/26
2周年(看板その2)
台風の影響で工事が遅れたがようやくNew看板に電気が入った。開店記念日に点灯して「佐平治の蔵・2周年」を飾ってくれる。
開店して1年、2年と徐々にお客様も落ち着き、最近は「警戒水位」を切る日も多く一喜一憂の日々。せめてこのレベルを「0」にアジャストしていよいよ3年目に入ろう。石の上にも3年。田舎のペースにも慣れてきた。
佐平治の蔵で使っている食器や調理器具は横浜の「アトリエ」で使っていたものも多い。料理を盛るときいろいろな風景がよみがえる。ふとそんな瞬間、人生の距離、みたいなものを感じることがある。今日改めて「佐平治の蔵、誕生までの道のり」をSTEP1から読み返して見た。ここでの歴史はまだまだ始まったばかり。この1年も、ここで出会うお客様と新しい時間をきっちり刻んで行きたい。
2004/10/27
がんばろう豊岡
久しぶりに豊岡に行った。我が町・香住方面から市街地への入って真っ先に、土砂崩れで流され潰れたままのログハウスが目に飛び込んだ。脇に停まっていたらしいクルマも流されかけたままだ。市内の至る所にゴミの山また山。街はほぼ機能を取り戻したようだが、ツメあとはやはり生々しい。
天災は文明社会をあっという間に原始時代にリセットする。人間の生活を「うたかた」とあざ笑うかの如く、、、。必需品、愛着のある物、思い出の詰まった物たちは無惨にも廃棄物にされ、あられもない姿でうずたかく積み上げられてしまっていた。
励ましの言葉も空しいが、がんばろう。物は失われても魂まで奪われはしない。水没したバスの上で一夜を過ごした人たちは「上を向いて歩こう」を合唱したと言う。音楽で世の中は変えられないが、人を救うことは出来る、と誰かが言った、、、。
2004/10/28
Rush Hour
今日は早い時間からテーブルが予約で埋まった。久々に忙しく充実感でいっぱいだ。混雑時にどれぐらい多くのことがこなせるかがプロとしてのチカラである。「あのテーブルのピザ2枚とグラタンをオーブンに入れたら焼き上がる前に別のところのサラダを2つ出して次のパスタの下ごしらえ、ピザを出したらパスタにかかり、出たら次のピザとリゾット、、、。」と言う具合。自分の頭に描いたとおり流れて完璧に決まったときの達成感がたまらない。混雑してくると店内のBGMに特に神経が行く。ガヤガヤしているのに静かなピアノだったりすると気になって仕方がない。お客さんに対してもだけど自分自身のノリにも大いに関わる。1枚1枚選んでかければ良いのだがCDの置き場所の問題もあり、通常は「300枚入るCDプレーヤー」で現在250枚が順番にかかる仕組み。今日はちょうど大好きなボブ・ジェームズが連続でかかっていて「Rush Hour」にノッた。この曲には思い出がある。大学時代、プロデュースしたコンサートで取り上げたナンバーだ。見事な演奏だった。編曲してくれた先輩、友達の顔が次々浮かんだ。今はどこで何をしているやら、、、。ボクは今ピザを焼いている。
2004/10/29
森伊蔵
世の中いずこも焼酎焼酎で、ウチの店も焼酎の占める割合が多くなった。飲み物の売上のだいたい1/3が焼酎というデータを見ても恐れ入る。だったら「焼酎バー」にしろよって感じだ。麦、米、芋、ゴマなどいろいろあるが、芋焼酎がやはり人気。とにかく手に入れるのに苦労する。タダでさえ酒類のほとんどが通販やインターネットで、買いそろえるのに苦心している。だから焼酎はさらに大変。品物が無いし、あっても値段は定価の数倍はざら。異常とも思える状況だ。異常さを象徴する焼酎が「森伊蔵」。ニセモノ騒ぎで一層有名になった芋焼酎。契約した畑で作った芋のみを使いカメで熟成。定価は一升瓶2800円。定価で手に入れるためには蔵元の抽選に応募するしかないがこれがまた厳しい。やはり「一度飲んでみたい」と思うのが人の常。高値を承知で入手した。買値は定価の10数倍、、、。この焼酎に関しては常識的相場だがヤフーのオークションが一番手堅い。意外に感じるかもしれないが、ヤフーのオークションは焼酎仕入れには欠かせない。さてお味は、、、?
ちなみに「森伊蔵」はこの1本が終わったら終わりにします。常に揃えておく「ほどの」ことはない。
2004/10/30
◯◯記念日
先日テレビで、何でも「記念日」にする女の子の話をやっていて笑った。出会い記念日、告白記念日などは序の口、「初ケンカ記念日」があれば「初仲直り記念日」だって(呆)。この味がいいねと君が言ったから、、、サラダ記念日、か、、、。

昨日(と言うか今朝)帰ったら、バラの花が飾ってあった(らしい、、、苦笑)。
ある女性、と再会して2年。2年前の今日、開店したばかりの「佐平治の蔵」に彼女が来てくれた。後日「お祝いに」とバラの花束をもらった。その時のバラより色合いが少し鮮やかなようだ、、、。
その女性は今、ボクが帰ると毎日スヤスヤ(?)眠っている。
2004/10/31
新選組!
今年のNHK大河ドラマは毎回欠かさず見ている。「史実と違う」とか「ふざけ過ぎ」との批判もあるようだが、面白い。史実がどうのと言っても我々に伝わるメッセージにウソがなければ問題はない。作者の三谷幸喜は新選組隊士の実年齢にこだわってキャスティングをしたと言っている。それまでよくあった新選組の映画で登場する主人公たちはたしかに「大御所」と言われる役者が多い。しかし新選組の実質活動期間は5年ほどで、近藤勇は35歳で処刑、土方歳三もその翌年五稜郭で亡くなっている。まさに若者たちの凝縮された青春ドラマそのものだというワケだ。近藤勇に扮する香取慎吾が「役不足」とも思えるが、実際も能力の高い脇役に支えられていたことを推察すれば、あんなもんだと思う。
今年の6月、地元の同級生の旅行で京都に行った。当然壬生周辺を散策した。初代屯所だった「八木邸」では芹沢鴨を粛清した際の刀傷を見たし、山南敬助が切腹した「前川邸」も行った。今でこそ近代的な建物も多いが、中心地からはすこしはずれた豪農の村の「名残」を感じると、江戸から意気揚々と来た青年たちが、暴れ回り、名は成したが、所詮京都の人にはたった5年で姿を消した「一陣の風」に過ぎないことが古都独特の空気に読める。迷惑な「ワカゾー」軍団だったんだろう。それがよく描かれている。


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