2005/ 1/10
MoonSide
美容院は成人式の大一番を終え、佐平治の蔵もお正月の代休。クルマで向かった先はお隣の「日高町」。現在はまだ同じ城崎郡の仲間だが、4月からは香住は美方郡香美町、日高は豊岡市になってしまう。村岡町から日高町に抜けるトンネルが開通し格段に近くなった。香住から村岡経由でトンネルを抜けるとあっという間に日高町というわけだ。日高町はあの植村直己さんの出身地でもあり、この時期はスキーで賑わう山あいの町。
しかし昨夜は大変だった。香住は全然なのに、村岡に向かうにつれて雪がスゴい。猛吹雪。世界が一変した感じだ。怖がるカミさんにムチを入れ、ようやく豪雪の日高・奥神鍋に到着。ペンション・ムーンサイド。この度の新居をお願いしている設計士さんが手がけた所。木造の味わいと「ムーンサイド」の名の如くガラス張りの開放感が素晴らしい。夕食はカニかお肉のチョイス。当然「但馬牛」。スキヤキ。大正解でしょ。この見事な霜降りっ(!)。明けて朝。新車も雪に埋もれちまいました。しかし天候はピーカンのスキー日和。久々だーっ。ウェアの袖に付いていた古いリフト券は11年の万座のもの。実に6年ぶり、、、。と言うことは、今回ようやく陽の目を見る、値札が付いたまま新品のスキー板と靴は、実に5年間使う機会がなかったということか、、、。カミさんをロッジに待たせ、5本もすべったらヒザが大笑い(笑)。
「ペンション・ムーンサイド」。この内容で驚くお値打ち価格。近くにまたお気に入りの別世界みーっけ。
「ムーンサイド」のHPへ

2005/ 1/11
有朋自遠方來
真希ちゃん、遠方より来る、、、。
横浜時代のお店をご存じの方には懐かしく思い出して頂けると思う。「アトリエ」の一時代を看板娘としてがんばってくれた真希ちゃんが遥々スウェーデンからやって来た。3週間のバカンスで一時帰国。そう、昔から「国際的」だった彼女は今スウェーデンにいる。彼女がアトリエに来たのが18〜9歳の時だから、ある意味「娘」のように青春時代の成長を見てきた。英語をマスターしたいとガンバって、一時期はアメリカに行きそして北欧に、、、。英語もスウェ語もすっかり拾得しても天然の大ボケぶりは健在。日本海の荒波をみて「うぁーっTSUNAMIだーっ」とマジに怖がったり「海って凍らないの?」と真剣に訊く、、まさに「まきのじ節」炸裂っ。でも、ナマリ色の空や雪に動じないのは、スウェーデンの気候に慣れてるからだが、帰ったら連日マイナス20度の日々が待っているらしい。
スウェーデンという国は結婚しなくても「同棲」で夫婦の権利やビザが認められるらしいが、フィアンセとちゃんと結婚して、カタチ通りの幸せをつかんで欲しい。
でも、よく来てくれたよ。

2005/ 1/12
応挙寺
遠方からのお客さんを案内する時、我が町の名所は「余部鉄橋」とか「岡見公園」とか数はめっちゃ少ないが、中で「大乗寺」は世界にも誇れる所だ。大乗寺は一名を「応挙寺」とも言い、江戸時代中期の画家・円山応挙の襖絵で有名なお寺である。何故応挙の襖絵があるかと言うと、応挙が京都で絵の修行をしていた時、当時の住職が学費を支援していて、その恩に報いるため晩年、弟子一門を連れて香住に来て、寺が改装新築されるのに合わせて、襖に絵を描いたとされ、作品数は160点余に及ぶ。しかしこれはお寺でのガイドさんの口上の受け売りで、実際はこの地で描いたのではなく、新装される寺の間取りに会わせて綿密に計画され京都で描かれた。そして出来上がったものを運んで設置した、というのが真実。襖絵はずっとオリジナルのまま、拝観者の手が届くような状態でずっと普通に公開されてきた。近年、円山応挙の研究が進み、この寺の作品は、ただの襖絵の域にとどまらず、寺の間取りやその方角、周りの環境に基づいた構成や内容のトータルなコーディネイトが、応挙のライフワークそのものだとされ大注目となっている。昨年は大阪や東京に展覧会のため襖絵が出張した。今後オリジナルは収蔵庫に保管され、レプリカが飾られる。オリジナルを見られるのはあと僅かの期間、この地でだけとなった。
そんなスゴい場所なのに、町の人も町の行政もイマイチそのスゴさをよくわかっていないのが残念だ。
「大乗寺」ホームページへ(デジタルミュージアムは必見!)

2005/ 1/13
コレがなくっちゃ 2
「にんにく」も欠くことの出来ない重要なアイテムだ。このプリプリした大粒のにんにくっ。素晴らしい。にんにくは国産に限る。それも青森・田子(たっこ)産。テレビCMで「福地ホワイト六辺」という名前が一躍有名になったが、これが絶品だ。にんにくの効用は既に説明の必要もないが、古くはエジプトのピラミッド建設時に人夫の奴隷にこれを食べさせて働かせたと言う話は有名だ。殺菌効果や強壮効果抜群。
イタリアンではまず「アーリオオーリオ」を上手に作ることが基本。アーリオがにんにく、オーリオはオイル。つまりガーリックオイル。にんにくをオリーブ油で焦がさずに低温でじっくり炒めてつくる。これに鷹の爪をいれたら「アーリオオーリオペヘロンチーノ」国産のにんにくはこの時の香りのたち方が抜群。安い中国産とは雲泥の差。値段をケチるべき素材ではない。
アーリオオーリオを失敗せずに作るコツは、火を付ける前にフライパンにオリーブ油とにんにくを入れること。にんにくはすぐに焦げてしまうほどデリケートだし、高熱だとせっかくの成分が損なわれてしまう。佐平治の蔵ではにんにくは1〜2mmにスライスして使うが、必要な香りの度合いによって、スリおろす、みじん切り、薄いスライス、厚いスライス、ハーフカット、潰すだけ、と加工形状を段階分けする。低温の状態から弱火〜中火で焦らずじっくり、、、。ジビジビと泡が出て、にんにくの色がほんのり小麦色になったらそろそろOK。にんにくをチップにするならもう少し、、、。コレさえできればパスタでよし、肉を焼くにもよし、トマトでソースを作るもよし、、、。にんにくはやはり国産です。

2005/ 1/14
Skype
インターネット回線を使ってお互いが音声や画像をオンラインで通信しあえば電話やテレビ電話だって可能だ。料金は特に別には必要ない。それを利用したのが「IP電話」である。普通の電話もインターネットの回線を利用すれば海外だろうが国内だろう同じように話せる。電話会社にとっては大変な時代になったと思う。古くは「CU-seeme」というソフトを使ってテレビ電話のような感覚で複数の人が話せる「テレビ会議」のようなシステムが流行った。今では「MSN Messenger」や「Yahoo! Messenger」などを利用している方も多いと思う。
知り合いに「スカイプ」を紹介してもらって早速無料ダウンロードしてみた。これは便利っ。インターネットでオンラインしていれば特定の相手を容易に呼びだして電話感覚で話すことができるし、複数の仲間と同時に話せるのも便利だ。音質がいいのとセキュリティが万全なのが素晴らしいし、各種OSに対応しているのも嬉しい。家の電話の必要性はだんだん薄れてくる感じだね。
「Skype」の日本語サイトへ
2005/ 1/15
無線LAN
一軒の家で複数台のパソコンをインターネットにつなげているお宅も多いと思う。一本の回線を有効に使うにはダイアルアップルーターでLAN接続するのが定番。無線LANも利用すれば場所を問わず接続出来て○。ウチの、あちこちにある複数台のパソコンは一本の回線で、有線LAN、無線LANいろいろ取り混ぜてどこからでもインターネットに接続できるようになっている。建物2階の自宅内は有線だが、1階のお店、2軒向こうの倉庫の2階までは無線。窓際に置いた無線LANルーターの電波は結構しっかり届くので問題なくカバー出来ている。
最近では街のあちこち(もちろん都会中心の話)に「Hot Spot」と称する無線LANスポットが出来、外出しても、家のLANにつなぐのと同じで、自分のパソコンを簡単にネットにつなぐことが出来る。駅や観光スポット、ファストフード店、ファミレス、ホテルなどなどその数はどんどん増えているらしい。2月に横浜に行くが、その際、そういうスポットを利用して、現地にて日記をアップしてみたい。
2005/ 1/16
青空
新年になってからけっこう荒れた天候が続いていたので、青空を久しぶりに見る気がする。昨夜のカミナリやみぞれ混じりの状態を思えば、朝はすっきり晴れて爽快感すら感じる。
今日は大阪、、、。お正月代休第2弾。というワケで佐平治の蔵は臨時休業。歯科医のTちゃんのお誘いで、彼オススメの「串揚げ屋」へ、、、。以前から行きたい行きたいと熱望していたお店だけにワックワクである。
実は、既に大阪である。ホテルの部屋にはインターネット回線がちゃんと引いてあり、LANケーブルでアクセス可能(無料)。早速、それを利用してアップしてみました。いいね、、、。串揚げ屋の報告はまた明日。
2005/ 1/17
六覺燈
「六覺燈」。日本橋の黒門市場の先を少し入ったところにある。ろっかくてい、と読む。入り口は目立たず、看板も安っぽい。雑居ビル風の薄暗い建物に入り、階段で2階に上がると、驚くなかれ突然そこはちょっとお洒落なレストラン、だった。まさに穴場。
次々出される串揚げはまさに百花繚乱、、、。揚げる温度とタイミングが絶妙で、どんどんイケる。揚げ物に目がない者にとってまさに天国の時間。そして、シャンパンに始まり、ワイン、、、。この店は実は「ワインと串揚げ」の取り合わせがウリ。ちょっとリクエストをしただけで出てきましたよ素晴らしいワインが、、、。ピノ・ノワールという葡萄品種のリクエストにソムリエ中山氏が出してくれたのは「1962年」の「モレ・サンドニ」これが兎にも角にも絶品だった。時間が経つごとに広がる濃厚なジャム臭、ピノなのに深〜くて複雑。62年って、ボクらと同世代っ。いやいや恐れ入りました。その後に出た「66年サンテミリオン」も素晴らしいのに霞んでしまった。
調子に乗ってシャンパン含め4本も頂いちゃってソウロウ。至福の夕食でゴザッた。
、、、、以上、大阪よりお送り致しました。
2005/ 1/18
ワクワクする
新しく買った電化製品の箱を開けるときのワクワクする気持ちがたまらない。ついに「iPod」を買った。まあ、可愛く「mini」。「ついに」というのは、今まで迷っていたからだ。今の生活スタイルに果たして必要なのか、という第一義的な疑問。電車に乗ったりする外出が多ければ、移動中に音楽も必要だ。しかしその機会は皆無に近いし、クルマにはCD、自宅には「くらラジ」がある。まあ、「ミニ」は値段も手頃だし、先日の梅田ヨドバシ、今更ながらそのスゴさ圧倒され、ポイントもいっぱい貯まってたということもあって、つい、、いや、ついに、、、。
話を元に戻し、、、。ボクがアップル社の大好きなところは、常にユーザーをワクワクさせようとひと工夫する姿勢。それは初めて箱を開けるところから始まる。「何が出て来るんだろう」とドキドキワクワクさせて、「やあ、こんにちは、ヨロシクね」と答えてくれる感じ、、、。その瞬間からユーザーの心をガッチリつかんで「あんたの友達だよ」と存在感を表す。日本のメーカーにはまだそんな「遊び心」は無い。四角四面の箱、分厚い取り説、カタカナと横文字の嵐、その時点で既に一般人を寄せ付けない「何か」をまき散らしてしまう。ボクは未だに「マック」をコンピュータだと思ったことは無い。ウィンドウズ機はコンピュータだが「マック」は「親友」であり「相棒」という感覚。
また一つ「小さい相棒」追加。
2005/ 1/19
進藤先生
進藤先生が帰ってきた。「救命病棟24時」第3弾。初回は見逃したが、東京都内に大地震、という凄い設定からの展開は、予感させるものいっぱいで、既に次回が待ち遠しい。相変わらず進藤センセイはカッコよすぎるよ。酷暑、台風、洪水、地震、津波、、自然災害がドカンドカンで、次は何か、次は自分たちか、と身構える。結局危機管理というのは「身構える」ところから始まるんだと思う。横浜にいた頃はしょっちゅう揺れて、震度2、3は当たり前の世界だったので「いよいよ来たかっ」と身構えることに慣れていた。こちらに帰ってからは油断しっぱなし。いかんね。洪水のあとには必ず同じ場所に大地震が来る、とか、地震雲を見た、とか、池の鯉の動きがヘンだ、とか予感させる噂は多い。
被災地の復興は気がかりではあるが、テレビの取材で「オレたち家族を助けてくれぇ〜」と子連れで叫び続け、全国から個人宛に義援金を集めてベンツを買ったヤツがいるとかいないとか、、、。それも自分のHPに銀行の口座番号を載せて、、(呆)。神戸だって復興事業と称して、莫大な税金を投じた全くムダな公共事業の数々が大問題になっている。救われるべき人が救われぬ、でいいのかよ、、、。
神戸の震災から10年。教訓もあるが、そろそろ他人の記憶も薄れる。進藤センセイに「ガツン」と目を覚まさせてもらおう。


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