2005/ 2/27
キンボール
町内の青壮年会の交流会で初「キンボール」。このスポーツをご存じだろうか。1986年にカナダで生まれた新しいスポーツ。「キン」は英語のキネスシスの略で、運動の感覚を楽しむボールゲーム、という意味だそうだ。直径1.22メートルの比較的軽いボールを使い、バレーボールのような感じで、ボールを落とさないよう打っては拾い打っては拾いの対抗戦。1ゲーム、1チーム4人×3チームで戦う。ヒットするチームは3人でボールを支え1人が打つのだが、その時レシーブするチームを指名する。指名されたチームは必死でレシーブ、すぐ3人で支えて1人が打って攻撃、の繰り返し。ボールを床に落としたり反則したら、他の2チームへポイントが入る。簡単そうだが、やってみると超ハード。ボールを打つ時必ず「オムニキン、ピンクっ!」という具合にコールして、色分けされたチームを指名するのたが、頭に「オムニキ〜ンっっ」と付けなきゃいけないのが結構ヘンだし、3人でボールを支える時の、立て膝ついて手を掲げる格好が、冷静に見ると結構滑稽で、ゼーゼー息切れしながらも、必死でそのポーズをとるオッチャンたちが妙に可愛く見えた。「奇妙な」日曜の時間だった。オムニキンとは「すべての人が楽しめる」とか、、、。大いに楽しみました。
2005/ 2/28
第77回アカデミー賞
昨年のアカデミー賞は「ラストサムライ」の渡辺謙が助演男優賞にノミネートされていて注目していたが、今年は特に気にもしていなかった。今年の授賞式をテレビで観た。毎度のことだが、とにかく華やかで、登場する人たちはもちろん出席者も超超超豪華版。映画の役ではなく、ドレスアップはしているもののプライベートに近い表情が見所だったりする。プレゼンターが「OSKER goes to・・・」と言って受賞者を発表するが、栄冠の証「オスカー」は、この像の顔つきが「オスカーおじさんに似てる」と誰かが言って以来の愛称。主演男優賞はレイ・チャールズを「そっくり」に熱演したジェイミー・フォックス。作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞と主要な賞をさらったのが「ミリオン・ダラー・ベイビー」。女性ボクサーと老トレイナーを描いた作品とのこと。クリント・イーストウッドが監督で主演。この人はダーティー・ハリーだし、市長をやったり、素晴らしい映画を撮ったり、才人だね。今回この作品で助演賞に輝いたモーガン・フリーマンが初めての受賞と聞いて驚いた。あの「ショーシャンクの空に」の名演でてっきり貰っているものだと、、、。昨年、渡辺謙を押さえて助演賞になったのが「ショーシャンク、、」の主演、ティム・ロビンス。渡辺謙とM.フリーマンはこの夏公開の「バットマン・ビギンズ」で競演する。今年はいっぱい映画観なきゃ、、。
2005/ 3/ 1
南セントレア
アマチュア無線で交信した相手と交信を証明するカードを交換したりするが、これがどっさり届いた。2ヶ月に一度の転送サービスだからかなり以前に交信したものもある。以前にこの日記で紹介した日のものも今回いっぱい届いた。どれも各局の個性溢れるカードばかりで、一枚一枚確かめながら、交信した時のことを思い出したりするが、短い交信だと印象に無いときもあり、ちょっと反省。以前にも書いたが、日本全国合併の嵐で、町村、郡が消滅する前にそこに移動して発信する活動が盛んだ。今月いっぱいで城崎郡は消滅するし、香住町も無くなるので、こちらもがんばって全国にサービスしたい。今回届いたカードの中で一番目を引いたのが、中部国際空港周辺の局のもの。空港は「セントラル(中部)」「エア(空港)」を合体でセントレア。その南にある美浜町と南知多町は、空港には無関係な町なのに、合併して「南セントレア市」に?。しかしこの名前には反感が多く、ついに住民投票で無効になった挙げ句、町の合併そのものもご破算になったとか、、、。政治家が住民を置いてきぼりにして暴走すると元も子もなくなるということだね。ウチの新町名「香美町」も誰も賛成してないんだけど、、、。
2005/ 3/ 2
コードレス掃除機
何でもかんでもすぐに電気製品に手をだしてしまうのが悪いクセ。鳥取のカインズホームで、コンパクトなコードレス掃除機が7千円台で売っていて飛びついた。店のフロアの掃除は、ホウキだと大きなゴミはとれるが、ホコリなどは、定期的に電気掃除機でキッチリやらないとダメだったりする。毎日、電気掃除機を運び込んでブンブンは中々おっくうだ。掃除機がコードレスの時代を迎えていることは知ってはいたが、こんなにコンパクトでしかも安いとは、、、。ご覧のように、従来のホウキとチリトリの定位置にスッポリ収まってしまった。吸引力も店のフロアの日常の清掃には十分なパワーで、大満足。吸い込み口が自在に曲がり、快適快適!。これで「苦手な」掃除も楽しくなるかな?
しかし、隣のケーズデンキに行ったら、同じ物が更に安かった、、、。ボクとしたことが、、、。不覚。
2005/ 3/ 3
Tail End
その店で一番安い商品のクォリティがその店の価値を定める、何て、ちょっと大袈裟だが、そんな思いはある。ラーメン屋だって、一番安くてシンプルな「ラーメン」こそ看板だろうし、喫茶店なら「ブレンドコーヒー」。酒屋だったら一番安い「2級酒」こそ真価を問われて当然だ。
ウチの店で一番安いお酒は、焼酎なら「田苑ゴールド」もその一つ。安いからと言って「安っぽい」ワケではない。親しみやすさ、飲み疲れのない味わいが信条であり、充分満足できる深さも兼ね備えている名酒だ。芋焼酎のメッカ・鹿児島に在りながら、麦焼酎にこだわり、この「ゴールド」はホワイトオークの樽で熟成される。その樽には「トランスデューサー」と呼ばれる、音楽の振動を樽に伝えるスピーカーのようなものを取り付けている。幾多の実験を繰り返し、クラシック音楽が熟成に一番の効果があるのを発見して、熟成効果を高めているという。ウソのようなホントの話らしいが、それで価格が高いなら「ウサン臭い」が、安いのならご愛敬だ。付加価値としては充分(?)だろう。
水割りでよし、ロックで、ウィスキーに通じる香りの中に「ベートーヴェンの田園」を感じるのもよし、、、。
2005/ 3/ 4
三寒四温
関東では春一番が吹いたというのに、3月に入ってからもずーっと寒い日が続いていた。雨、雪が降らない日はなく、三寒四温というにはまだまだだ。以前に、この時期が一番好きだ、と書いたが、雨や雪の日々は鬱陶しい限りだ。
今日は久しぶりに青空を見上げた。こういう日もたまにないとね、、、。人間暗くなりますもん、、、。

税金払うほど儲かっちゃぁいないが、申告の書類もまとまり、ちょっとホッと一息。ようやく、低空飛行のままで上昇の兆しも感じずに終えた2004年が過ぎ去った実感。
商いも季節も、三寒四温で?
春への憧れがつのる今日この頃、、、。
えっ?東京は雪だって?表とウラはやはり反対ですか、、、。
2005/ 3/ 5
Tail End 2
佐平治の蔵には日本酒もある。当然、種類は少ないが「厳選」「お気に入り」のものを提供している。中でも「緑川」はお気に入り中のお気に入りであり、一番お安い日本酒でもある。この酒を初めて飲んだ時「ビビビっ」と来た。新潟は北魚沼・小出の酒。店を始める時、必要かつ十分な日本酒アイテムに当然不可欠で、地元の酒屋さんに頼んだら、これが一筋縄ではいかぬことがわかった。価格が高いわけではない。プレミアムが付いて手に入りづらいのでもない。「蔵元が認めた本当に信頼のおける酒屋にしか卸していない」ということだった。もともと大量生産しない地酒はこういう蔵元が多いが、ココは特に念が入っているらしい。きっと「定価で販売すべし」が絶対条件ではないかと思う。今は、縁あってインターネットでお付き合いさせて頂いている静岡の酒屋さんから送って頂いているが、国内の銘酒をこだわって販売しているこの店ですら、取引を許されるまで2年かかったという。「緑川」の商品ラインナップは、下級ランクから純米吟醸まで基本的には4アイテムしかなく、価格幅も大して無い。じゃあ上級ランクを、と思うが、さにあらず。最下級が「実に美味い」のである。「一番安い商品のクォリティがそこの価値を定める」哲学は、実はこの酒に教えてもらった。
思えば最初に飲んだ時「○○鶴の2級酒に似てる」と故郷の酒を思った。昔は美味かったその「2級酒」は、今では味が変わって見る影もない。ちなみに「緑川」の入手価格と同じ価格である。
2005/ 3/ 6
城崎恋歌
隣町「城崎郡城崎町」は多くの文人たちも湯治に訪れた伝統のある温泉場で、志賀直哉の「城の崎にて」でも有名。でも、ボクの知っている頃の城崎温泉は、実にくたびれた感じの温泉街で、こちらに戻ってからこの街の「生まれ変わり」ぶりに驚いた。今、街は平日から若い女性の浴衣姿に溢れ、地元の人間でさえ「ちょっと歩いてみたい」と思わせるほどの雰囲気と活気に満ちている。この町も4月からは合併で豊岡市城崎町となり、城崎郡という郡名は消滅する。しかし、JRの駅名を「城崎」から「城崎温泉」に変更したりして、ブランド名が色あせぬよう、対策にしたたかなところを見せた。そしてさらなる新名物。細川たかしの新曲「城崎恋歌」。作詞した柚木由柚(ゆずきゆゆ)は細川たかしの息子さん。聞けば、このご当地ソングは城崎が頼んだわけではなく、降って湧いた話だったそうで、絶好のチャンスとばかり、当然、町を挙げて全面バックアップ。先日は細川たかしが、おっかけのおばちゃんたちをチャーター列車で引き連れやって来た。新駅名の一日駅長をやり新曲のキャンペーン。町は「紅白でこの歌を歌う」確約も取りつけたらしい。
「演歌」も斜陽。「町おこし」は演歌界にとっても、実は「困った時のご当地ソング」という美味しいマーケット。でも、いいんじゃない。この町の活気と熱意がよんだ幸運だよね。それに比べて、ウチの町は、、、、。トホホ。
2005/ 3/ 7
洋食屋さん
京都府北部、網野町に行って来た。目指すは、お客さんに勧められていた「開晴亭」。カーナビに「かいせいてい」と入力したら全国に5件ヒット。網野町を指定し、我が町からは1時間半くらいのドライブとなった。ここは京都市内にある老舗レストラン「開晴亭」の姉妹店ということだが、詳しい関係までは不明。店内に入ると、昔ながらの洋食屋の空気とニオイがたまらない。カレーライス、ハヤシライス、オムライス、ハンバーグ、ポークチャップ、スパゲッティなど定番メニューはもちろん、ご当地名産のカキをつかったグラタン、フライも魅力的。全部食べたくなってしまう。我々夫婦は当然「日替わりランチ」なんてものには目もくれず、例によってあれもこれもオーダー。昼間っから、老シェフてんてこ舞いだ。
タンシチュー、カキフライ、オムライス、マカロニグラタン、ポタージュ、サラダ、そしてお目当てのハヤシライス、、、。兎にも角にも、すべてに「ウソ」のない味。食った食った食いまくり、、、シアワセ〜、ウマいのなんのって、、、。元祖・洋食屋とはまさしくこの店のこと。
神出鬼没・謎の大飯食らい夫婦。ダンナはデブるのにヨメは至ってスリムなのが気に食わない。
2005/ 3/ 8
充実感
昨日、今日といい感じで晴れて、春の到来を「いよいよ」と予感させる。田舎にいて、充実した気分でいっぱいになるのがこういう瞬間であり、のどかな時間を実感する時である。さらに時を移し、桜でも咲き始めると、きっとその時には「何か」が終わり「何か」が始まっていて、今日のような充実感は既に別のものに置き換わっていることだろう。時の移り変わりをつぶさに感じるとはそういうものだと思う。


実に穏やかな午後。
自分の住んでいる小さい町の小さく狭い地域を俯瞰して、季節の変わり目を実感。


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