2005/ 3/19
草刈り
花見の名所「香住ヶ丘公園」は岡見公園のすぐ隣にある。3/8の写真はそこから撮ったものだ。その昔、と言っても40年も前だが、ここには売店や茶店があり、新しい公園として地区を挙げて盛り立てようとしていた。死んだオヤジが当時、地区の皆さんと気をもんでいろいろ活動していた記憶があるし、その売店で「南極観測船・ふじ」の模型を買ってもらったのを覚えている。その売店がいつまで続いたかは定かではないが、例によって短期間で寂れてしまったと思う。今は、その場所に小さいプラネタリウムが建てられているが、普段はやっていないし、近くにあったホテルも無くなり、ここら一帯、すっかり寂れた空気に包まれている。しかし、花見の名所としては健在。毎年この時期に、地区の青壮年会で恒例、花見シーズンに向けての「草刈り」。伸びた草の丈と量に一年という時間をリセットする。しかし、雪の重みで折れた桜の枝を見るのは毎年辛いものだ。
昨年、我が佐平治の蔵の花見をここで予定していたが、雨に祟られ実現せず。今年はリベンジしたいね。
2005/ 3/20
引退
今日、岡部騎手の引退セレモニーがあった。中山の最終レースは「岡部幸雄引退記念レース」と名前が付けられていたが、既に騎手免許を返上した彼が騎乗するわけもない。騎手の名前のつくレースはもちろん異例中の異例で、中央競馬会初とのこと。彼の偉業を讃えてあまりある演出だろう。
このレースの予想は「誰が岡部騎手から優勝表彰されるか」と考え過ぎて、やっぱ「勝春だろう」と勝手に信じて、彼を軸に「蛯名」「武豊」「柴田善」「松永幹」に流したら、頼みの勝春は3コーナーからまくって見せて「ひょっとして、、、」と思わせたが、直線入口であれよあれよと失速。でも「勝春らしいなぁ」と感じると同時に、彼の今後の成長がきっと岡部さんにも気がかりだったことと思う。かつてレース中、途中で馬を追い出そうとしたら、後ろから岡部さんが「こらっ勝春!まだ早いよっ!」と彼に教え続けたという。JRAの岡部騎手引退記念サイトでは、レースやら何やらいろいろなムービーが観られるようになっているが、競馬学校のCMの映像で、田中勝春と岡部さんが実際に出演して芝居(?)しているのは必見。この2人は特に「最終レース」に強く、よく2人の組み合わせで獲らせてもらった。
岡部さんの引退スピーチのなかで「これからは馬券も買います」とニヤリと笑った瞬間、会場が湧いたのが印象的で、あまりジョークを言わない彼が、ジョッキーから普通の人間に戻ったことを実感させる瞬間でもあった。
2005/ 3/21
出石・初午
連休最後の日は月曜で定休日。クルマのタイヤもスタッドレスからノーマルに戻し、いよいよ冬から春。春らしい好天の中、目指すは「出石・初午」。商売繁盛、五穀豊穣を祈願する大祭。
出石町内はとにかくクルマの数が凄くて、駐車場もままならず、とりあえず腹ごしらえ。今日お邪魔したのは「沢庵」さん。出来て2年目という新しいお蕎麦屋さん。縁あって複数の方からご紹介を受けたお店で、ついにお邪魔する機会が訪れた。ご主人は脱サラされて始められた、とか、店内に流れるジャズがいい、とか、蕎麦打ちが見られるよ、とか、様々な前知識は、店内に入った途端一切リセット。百聞は一見に如かず。古民家のたたずまい、吹き抜けの大きな空間、町屋を思わせる作り、嫌みでない音量でさりげなく漂うジャズ、そしてそして、さっぱりとした蕎麦とプーンとカツオ風味が心地よい濃厚なつゆの相性が抜群。店のすべてが絶妙なバランスで成り立っておりました。
カミさんの新築する家も店も、こんな感じの古民家風吹き抜けなので大喜び。そして、何と隣の席には香住の、ウチのお店のお客さん一家が偶然に、、、。最近「縁」を感じることが多いですなぁ、、、。
「沢庵」のHPへ
2005/ 3/22
無人ピアノ
佐平治の蔵にあるピアノはダテではない。年に一度は来てくれる、終身名誉専属ピアニスト・池田公生のために封印しているワケではないが、彼以外の生身のピアニストが弾くことがないのも事実だろう。(笑)
実は「自動演奏」という優れモノ機能がついていて、フロッピーを入れてスタートボタンを押すと独りでに演奏が始まる。まるで透明人間が弾いてるかの如く、ちゃんと鍵盤が押されて中のハンマーが弦を叩いて音が出る。そして、音量、テンポ、キー(移調)が自在にコントロールできる。テンポやキーの調整は、伴奏に使う時などに必要な機能なのでウチでは必要ないが、音量の調節は助かる。ソフトの仕組みは、実際のピアニストが弾いて得たシーケンシャルデータをフロッピーでピアノ内部のアクションメカに送り、実際に演奏させるというもの。キータッチはもちろん、ペダリングなど詳細にデータ化するので、まさに生演奏の再現。開店時に20枚近いソフトを購入したが、中にはトミー・フラナガンが弾いたものもあり、いつでも彼のパフォーマンスが「生」で楽しめるというワケだ。昔「ピアノロール」といって、実際の演奏を、蝋を塗ったロール紙に記録して、オルゴールのメカニズムの要領で演奏を再現するというものがあって、ガーシュインなんかの実演も残ってたりする。それのいわば現代版?
当店自慢の「無人ピアノ演奏」をご希望の際はお気軽にお申しつけ下さいまし。
2005/ 3/23
マツケンサンバ
「マツケンサンバ2」のあのイントロが流れるだけで、思わず耳が吸い付いてしまうのは皆さん同じではなかろうか。あの底抜けに明るく脳天気なイントロは最高だ。しかし、作曲した方も作詞した方も、こんな大ウケを狙うわけでなく「テキトー」に作ったらしく、印税契約をしていなかったとか、、、。まあ、もともとは松平健の公演だけで売られるプライベートCDだったもの。離婚を機に一般発売したら大ブレイク。大地真央びっくりぎょーてんだろうね。
オカマっぽいメイクのキンキラのお侍さんが、サンバを歌い踊る。それがあの暴れん坊将軍・松平健という究極のアンバランスが強烈なインパクトを生み出しているのはご存じの通り。いまや、マツケングッズの売上はとどまるところを知らないし、日本全国、幼稚園から小学校から高校、大学に至るまで文化祭や運動会でどれだけ歌い踊られたことだろう。さらに宴会芸でのマツケンサンバは既に定番。
来る地区の敬老会で、我が青壮年会の会長が「マツケン」に扮しコレに挑む。ダンスステップより、決めポーズの「腰のキレ」に大注目?
2005/ 3/24
Expo’70
「人類の進歩と調和」をテーマに「日本万国博覧会」が大阪で開幕されたのが1970年。いわゆる大阪万博。既に伝説になりつつあるが、その話が出ると必ず「懐かしいなぁ」という言葉があちこちで飛び交う。それだけあの時代は、人々にとって眩しく輝いていて、勢いとパワーに充ち満ちていたのだろうか。
ボクは夏休みに一度行った。小学校5年生。とにかく人人人、、そして猛暑、、、。お目当ての「月の石」だの「宇宙船」なんてのはもうどうでもよくて、とにかく「冷房」と「座れる」ところを求めて人気が無いところのハシゴ。中でも「ドイツ館」で、ワケのわからない電子音楽を延々聴かされて、一同その場にいたおじいさんおばあさんから小さい子まで「はあ???」という光景が印象に残っている。後に、その演奏が、かの有名なシュトックハウゼンだったと知って「マジかよぉ〜」と驚いた。
「動く歩道」「モノレール」、、、人類の進歩と調和、、、。35年たってもあの万博が色あせないのは、ハード面で現在とさほどの遜色ないプレゼンテーションだったからかも知れない。「人類の進歩」の末、35年後には「自然の叡智」を謳い、今度は自然環境の保護を語ろうとしている。今やこの手の博覧会に何の意味があるのかよくわからないけれど、ハードウェアの進化より、ソフト(人間)の進歩や進化の無さを考えろよっちゅー話だろーな。
愛・地球博が始まる。
2005/ 3/25
なごり雪
今年、雪を見るのは、前回が最後かと思っていたらさにあらず。来週はもう4月だというのに、、、。
いや、惜別の季節。なごり雪も降る時を知っている、、、と言うべきか。


どうでもいい話だが、世の中、何でこんなヤツがモテるんだろう?と思うことが多いが、数々の浮き名を流したウッチャンがついに結婚するとか、、、。結婚したら、今後のロマンスは「浮気」と呼び名が変るだけ。
連日「ホリエモンvsフジTV」。インターネットで一儲けした若き小金持ち。「この世の中、お金で買えないものはない」が持論とか。せいぜい、何でも買って買って買いまくってそれを証明してもらいたいもんだね。時代の風雲児とか何とか、かつての戦国武将になぞらえる人もいるが、そりゃぁどうかなー?民主主義礼賛の時代だぜ、、、。頭もよくってお金も稼いでスゴいけれど、顔がキライだ。
ボクは根っからの面食いなので、顔に魅力がない人、顔に「物語」を感じない人には、イマイチ惹かれないんだけどなー。
2005/ 3/26
開通前夜
豊岡方面から香住の市街地に入り、右折すると香住東港。国道178号を道なりにそのまま来ると我が店まで残り数百メートルのポイントだが、それがこの写真の場所。明日からは、ここに信号が付き交差点が出来る。ウチの店はこの交差点を右折、直進すると、道路はトンネルを2つ抜けて香住第一中の脇に出る。そしてそこから豊岡方面に自動車専用道路に乗っかれば、あっという間に佐津・下岡。現在より約10分近くの短縮となるという。豊岡方面から来られる方は、この逆でお越し頂ければOK。
長年の夢?「香住道路」と「香住バイパス」が明日開通する。もともとは鳥取から京都の宮津までを結ぶ計画の一部で、全線が開通すれば田舎にとっては「夢」のような道路となるが、全線開通する見込みはあるのや否や。
地図の上から「ココとココをこう結んだらいいんじゃない?」と誰かが線を引いて、もうちょっとこっち、いやもうちょっとあっち、といろいろな利権や思惑や欲望渦巻く綱引きと裏工作やらなんやらかんやら、、、一般ピープルには関係ないところで進んだ話には違いない。高速道路が来たから街が潤う、なんてのは既に神話。潤ったのは「田んぼ」を破格で買い上げてもらった方々なのデス。
2005/ 3/27
試走
新しい道路の開通が午後2時と聞き、早速試走。軽〜く豊岡を往復して来た。
初めてだから当然だが、車窓から眺める景色は全く新鮮そのものだった。なるほど、こういう風に「流れ」というものが出来るのか、と感じ入る。豊岡に行くのがスムーズで、時間的にどうこうというより「快適感」抜群。ますますこの町の人たちは地元では買い物をしなくなっていきそうだ。バイパスでトンネルを2つ抜けると、仕組まれたように例の新庁舎建設予定地のすぐ脇に出る。「ふ〜ん、、、」と思うが、巧妙だね。まあ、今日はイヤミは言うまい。

さて、新しい道路が出来たので、当店までの地図をリニューアルしました。豊岡方面からお越しになるお客様は、以前のように柴山方面からいらっしゃるのと「香住道路」でいらっしゃるのと2通りの方法が出来たことになります。香住道路でお越しになる際は、終点を下りたら直進して「柴山方面」へのパイパス線に乗って下さい。トンネルを2つクリアして、JRの高架「境隧道」をくぐったらすぐ左。300メートルで到着です。
新しい地図を見る
2005/ 3/28
無印良品
横浜の「アトリエ」時代から、無印良品にはお世話になってきた。食器やグラス、収納用具ももちろんだが、ミックスナッツなどちょっとした食品も価格と内容のバランスがよく、大量に配送してもらっていたこともある。佐平治の蔵でも、無印の食器類が活躍しているが、破損したりして、数が揃わなくなったときの補充が心配だった。「無印」のネット販売を利用するという手もあるが、定番商品のフリをしていても、予告も無しに廃番になったりするのが「無印」の怖いところでもあり「無印」が無印たるところでもある。近くに「無印」の店舗があれば問題はないのだが、、、とホームページをチェックしたら何と鳥取にあるではないか。鳥取大丸・シャミネ1F。早速出かけてみた。シャミネというのは駅ビル。その1階の奥にありましたよ「無印良品」。奥の奥だから目立たないよなぁ。勇んで行ったものの、やはり不安は的中し、お目当ての梨地のお皿も、ハーフクリスタルのタンブラーもなかった。カタログにも無いので廃番なのかぁ、、、。せっかく来て手ぶらもシャクなので、別のタンブラーを購入。まあ、この場所を見つけただけでも収穫。


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