2005/ 8/ 4
スシ屋に!?
いくらもいかない売上続きで、いよいよ業態転換を迫られて来た。ついに一大決心してカウンターに「ネタケース」を設置。これで「佐平治の蔵」は、いつでもスシ屋にチェンジ可能だ。「ヘイらっしゃいっ!今日は近海もののいいネタがそろってまっせ」ってな具合で、スシBar「佐平治の蔵」誕生だ。思えば、都合のいい守備範囲の広い、いい店名だ。ナニ屋にだって早変わり。
このネタケースを注文した、インターネットの激安厨房機器ショップに電話して「コチトラ、急いでんだょっ」と、江戸っ子風べらんめぇ調で急かすと「ご注文の1000幅物は在庫切れしてまして、1200幅の物でしたらメーカーから直送出来ます。値段は同じで構いませんので、、、」と願ってもいない申し出をしてくれた。完全に寿司屋の開店と間違えてるようだ。値段が2万円近くも違うのに、同じでいいとは「粋」を重んじる江戸前スシ店の心意気を察してのことか、、、。ウレシイじゃねーか、ようっ大将。「じゃあ、送っておくんな、スマねぇな、恩にキルぜぃ」ってな寸法で、ラッキー。
真偽の程を確かめに、兎にも角にも客よ来いってんだコノヤロウっ。
2005/ 8/ 5
但州丸
兵庫県立香住高校には、漁業の町の学校らしく「漁業科」があり、実習船「但州丸(タンシュウマル)499トン」を所有している。全国でも珍しい高校だ。毎年秋には、生徒が乗り組み、マグロの漁業実習に2ヶ月近く南半球に遠洋する。そんな船には、地元の人間ですらなかなか乗船する機会はないが、地元の子供会の「体験学習」にもぐり込むことが出来、この近海を半日航行、底引き網漁も見学した。海も静かで、快適なクルージング。網を投じて引くこと30分程度で、大豊漁っ。タイ、アジ、カサゴ、ホウボウ、カマス、カワハギ、イカに加え、巨大ナマコや体調7、80センチのサメまで大漁だ。子供達は船を操舵したり、獲れた魚を調理したりして、貴重な体験をした夏休みの1日となった。それにしてもホントに大漁で、40人近い子供達に、それぞれビニール袋にお土産に持たせても、まだまだあるある。でも、大きな袋を下げて家路につく子供たちが、口々に「サカナいらねぇし、、、」とコソコソ話していたのが印象的。それは「もうサカナなんか見飽きた」のか、都会の子と同じく「サカナアレルギー」なのか、どっち?。
どうも、後者が正解、、、。親の思いと、子供の実情にはいつの時代にも温度差があるね。
2005/ 8/ 6
BBQ
夏の定番イベントと言えば「バーベキュー」。今回はわざわざ来てくれる京都からの「美人トリオ」に合わせて日程を調整、花見に引き続き、今子浦のいつもの場所で開催。
佐平治の蔵ならではの「グルメな」BBQといきたいもんだが、暑くて暑くて、酒屋さんから調達した屋外用の生ビールサーバーの、樽出しキンキン「ハートランド」で乾杯したら、もうク〜っといい感じ。やっぱ缶ビールより生ビールだよね。
だいたいBBQは、炭火で網焼きすると、肉なんだか炭なんだがよくわからない物を食うことになり、そこが毎回不満のタネだ。今回は、すべて鉄板焼きに徹したが、道具の整備は今後の課題。焼き床に炭を熾して、、、というのもアウトドアーって感じでいいんだけど、安定して微調整可能な火も確保し、完成度の高い料理を、、、と望む、「オトナのBBQ」を追求していきたいと決意を新たにしているワタクシでありました。
経験から学習して、進化したスタイルに乞うご期待であります。
2005/ 8/ 7
海缶
「みー」の好物は「海缶」だ。ホームセンターで4缶パック186円(税込)。お買い得品でもある。好物、とはこっちが勝手に決めつけているだけかも知れないが、彼にとっては、どうもこの上ないご馳走という感じらしい。最初っから「こんなウマいもん食ったことネャー」というガッツキようで、ボクが冷蔵庫を開けるたびにまっしぐらに飛んできては、身をすり寄せておねだりする。そこで、ドライフードを適当に与えると、明らかに「けっ、またそれかよ」という表情をしやがる。腹が減っているときは渋々ドライフードを食べるが、最近は「海缶」じゃないと、露骨に「NO」と言えるほどデカくなった。「海缶」には、かつおとまぐろ・白身ベース「ささみ入り」「シラス入り」「かつおとまぐろのみ」の3種類がある。手前ミソでもないが(笑)人間のボクが見てもウマそうだ。さすが「マルハ」という感じ。今後もこのレベルで満足してもらいたいが、たまにはジャコも食えよ。ネコのくせに小魚を食わないよな、オマエ。カルシウム不足だぞ、、、。
2005/ 8/ 8
灼熱の高所作業
ここんところ、まるで夏休みの小学生のように連日イベント続きで、何も予定のない一日は久しぶりな気がする。
朝から、例によって30度を超える灼熱の中、屋根に上がった。アマチュア無線のアンテナがどうも調子悪く気になってはいたが、原因を確かめるには至っていなかった。いよいよ今日こそは、と意を決した。アンテナが取り付けてあるマストのトップまで地上高約10m。屋根の上からは約5m。アルミ製の脚立を伸ばしてハシゴ状にしてマストに掛け、恐る恐る登る。案の定、端子の部分が断線していた。修復部品を作り、再度登る。どうにかこうにか作業を終え、無事修理完了。全身、バケツの水をかぶったような汗また汗、、、。ずーっと気になっていた事がスッキリ解決する、という爽快感というか開放感というか満足感というか、、、いいよねぇ。そんな時の、昼のビールが格別。万事こういきたいもんだ。
2005/ 8/ 9
占い
早朝のテレビ番組には、たいていどのテレビ局も「占い」コーナーがあり、視聴率を左右するファクターでもあるらしい。自分の星座が最下位だったりすると気になるが、それ以外だと「フムフム」という感じで、「どうせ人生、可もなく不可もなくだよな、、、」と思っている。その最下位だって、何日かに一度は巡ってくるのだろうし、水戸黄門の唄じゃないが「人生楽ありゃ苦もあるさ」で、ツイたりツカなかったりの現実がそれを証明している。大殺界とか天中殺とかも、何時かは来るのなら早く来いってんだ(笑)。
Webでいつも見る「goo」の占いで、我が「天秤座」は、8/10、全項目「満点」だ。こんな日も珍しい。どんなラッキーがあるのだろうか、ワクワクするぜぃ。ヘンな物に当たらないよう、気をつけよう。
2005/ 8/10
先制攻撃、だ!
いつからか高校野球を観なくなった。どうしてだろう、、、。それには色々ある。例えば、強いチームの内情は、各地の代表でありながら、地元の生徒は殆ど居なくて、全国から「野球エリート」が越境してくるのが半ば当たり前になっていることや、理不尽な先輩からのシゴキや暴力、喫煙や飲酒など「勝てばなんでもあり」の現状に目をそむけ「青春の血と汗と涙」とか言って、爽やかなイメージで覆い尽くす「わざとらしさ」に興ざめしたからかも知れない。
鳥取県代表・鳥取西高校のエースでキャプテンの浜本翔太くんはウチの近所の子だ。お母さんはボクの一つ年下の幼なじみ。中学3年の時、鳥取に移り住み、野球も優秀だが県下随一の進学校でもある名門・鳥取西高を受験した。もちろん野球をやるためだ。鳥取県下の出場校は25校。片や我が兵庫県は167校の超激戦区。甲子園への道程も少しは近いが、昨年の地方大会は決勝戦で涙をのんだ。今年は決勝戦を含め4試合3完封。「鶏口となるも牛後となるなかれ」を成し遂げた。
11日第4試合に登場。新聞の下馬評は酷いもんだが、同じ高校生同士には違いないぜ、頑張れキャプテン。
明日だけは応戦するぞぉ。
2005/ 8/11
熱投!好青年
試合の結果は残念だったが、マウンド上の爽やかな笑顔は、全国のお茶の間を魅了したぜぃ。野球の技術、戦術、展開、勝敗などを越えたところに、きっと本来の高校野球の原点があるのだと思うが、土台、200校近い激戦区の代表と25校の代表とでは、レベルも経験度にも差があって当然か。しかし、力でねじ伏せられた敗戦ではなかった。勝負では負けたが、高校生らしいオーラでは、終始鳥取西ナインが上回っていたのではないだろうか。果たして「高校生らしさ」が何なのかは曖昧だが、没個性で「鬼監督のロボット」的に感じる選手が多い中、鳥取西のナインには、自分たちで考え、自分たちで乗り越える「らしさ」を感じた。その中心に居るのが浜本キャプテンであったことは誰の目にも明らかだったろう。試合後「18年間、野球だけやって来たので、これからはいろいろな世界を知りたい。明日から受験勉強です。」のコメントが印象的だった。
建築家が夢だとか、、、。今後の生き方が実に興味深い、稀に見る好男子だね。
2005/ 8/12
疑惑
20年前の8月12日、日航機墜落のことは忘れられない。その日、東京から友達2人を連れて帰省。夕飯を食べかけたとき、ニュース速報の第一報が入った。その後、何時間経っても飛行機の行方が判明せず、「おいおい、このハイテクの進んだ現代で、ジャンボ機一つの場所すら解らんのか?」と不思議に思ったのが「疑惑」の第一歩だった。その後、発表される事実が二転三転したり、何かにつけドタバタする当局の対応に「何かウラにあるぞ」と益々不信が募った。事故原因の究明もドタバタで、事故調査委員会は二度も再編され、結局「圧力隔壁の金属疲労と修理ミスが重なったため、一部が破損、急減圧で尾翼が吹き飛び操舵不能に陥った」と決定付けてその件を無理矢理封印した。これは明らかにでっち上げ。急減圧が起こったら、乗客や乗員はその時点で気絶しているはずだし、それを示す状況に無かったことは生存者が証言している。そんなモヤモヤした気分にズバリ答えてくれたのが12年前に出版された「疑惑」という本だった。その後この著者「角田四郎」という名を聞かなくなったが、彼もまた当局に消されたのだろうか、、、。
20年を経て、各局が特別番組を放送した。中でもTBSの「ボイスレコーダー」は、実在の人物の活動をベースに、事実に基づいた構成で秀逸だった。核心には遠いが、これがギリギリの問題提起なのかもしれない。回収された事故機の機体を廃棄しようとする動きの阻止に、日航の社長が一定の理解を示したとか、、、。決定的な秘密がある。ウソは必ずバレて欲しいし、そのハズであって欲しい。
2005/ 8/13
丑三つ時
お盆は、田舎の町が俄然活気づく。クルマの数も普段より多いし、人口も一気に膨れあがる。何と言ってもメインは墓参り。13日から16日の間に、合計6回もお墓に参じるのがココの慣わしだ。夕、朝、夕、朝、夕、片付け、という具合だが、朝の部は、我が家は昔から夜中に参る習慣となっていて、草木も眠る丑三つ時よろしく、午前2時〜3時に行く。墓地が歩いて5、6分のところにあるという田舎ならではの環境ゆえの成せる事だが、実際「きもだめし」状態で、子供の頃は何の疑問も持たず、その時間に起こされて眠い目をこすりながら真っ暗の墓地をウロウロしたのが懐かしい。一般の家は、明け方から早朝にかけて行かれるようだが「早さを競う」側面もあるのか、と思ったら、ただ「ヒトに会いたくないから」と死んだ親父が始めた習慣?と聞いて「おいおい、、、」真偽の程は本人に訊くよりあるまい。親父がお盆に戻ってきたら確かめてみたい(笑)。
佐平治の蔵を閉店後、墓参。親父には会えなかったようだ、、、。


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