2005/11/ 2
ドン・ペリ「ロゼ」
佐平治の蔵で「一番高いお酒」となると、やはり「ドン・ペリニョン・ロゼ」ということになる。ピンクのドンペリ、通称「ピンドン」。「何でもいいから、この店で一番高いお酒持ってきて」なんて言う悪趣味な(笑)お客様は佐平治の蔵にはいないが、高級ホストクラブなどでは、一本数十万円也で「何本注文を獲るか」がホストのランクを決め、注文するお客側のステイタスシンボルとされている。まさに「泡の酒」で、超高級酒のハズなのに、バブリーで通俗的な「道具」に成り下がっているイメージが残念だ。
元々、ドン・ペリニョンは生産年を明記する「ヴィンテージシャンパン」の高級品。その中でも「ロゼ」は最高級である。普通の「白」の約3〜4倍のお値段。高いのには理由が在るわけで、特に「ロゼ」は、本当に葡萄の出来のよい年にしか作られず、生産してから十年近く熟成されて出荷されるので、自ずと数も限られるというワケだ。だから高価となる。現在、主に流通しているのは「1995」のもの。ついに、この一本が開いた。
「有り難い」よね〜っ。
2005/11/ 3
業務スーパー
以前、町内初のショッピングモールとして賑わった「パルタウン香住」が閉鎖して久しい。駐車場も含めるとかなりの敷地面積で、廃墟同然の状態がとても「無駄」と感じていた町民がほとんどだと思う。旧香住の人たちにとってはアクセスしやすい場所で、新しい庁舎をこの場所にしたらどうか、とか、勝手な希望だがそんな声をよく聴いた。庁舎は例によって別の場所に決まり、ついこの場所にも動きがあった。本日「業務用食品スーパー」としてリニューアルオープン。まあ、どっかのお金持ってる人が、欲得ずくの誰かから買って、誰かにやらせてるっていう、よくある話らしいが、そんなことはどーでもよい。飲食業者にとっては、大歓迎だ。早速品揃えのチェックに行って来た。青果コーナーに「生マッシュルーム」があったのは収穫だ。これだけのために豊岡に行くことも多い。今後、永続的に入荷されるのか否かは疑問だが、、、。基本的には豊岡にある店舗と同じだが、ちょっとしたものでも、わざわざ走っていたことを思えば時間の節約にはなる。これで「ホームセンター」が出来て「コンビニ」が来れば、ようやく、取りあえずは安心して暮らせる街になる?ハズだが、、、。
2005/11/ 4
31
豊岡に「サーティーワン」が出来た。
都会の人たちから見たら「?」だろうが、田舎街というのは、「ひなびた風情」と「寂れ行く風景」は紙一重で、「発展する」と「都市化する」も同じく紙一重なのだ。コンビニもそうだが、大手チェーンのファミレスや居酒屋、ホームセンター、家電量販店、お酒の安売り店に薬・日用品の安売り店、マクドナルドやミスタードーナツ、ケンタッキーフライドチキンといったファストフード店、、、と、都市化していくハードウェアのシナリオは何処も同じ。とは言っても、それは常に「商圏内人口」という数字との戦いで、「この程度の人口では採算ベースに叶わない」と、各社出店を見送るケースがほとんど。ギリギリ「豊岡」には出来ても「香住」には絶対無理、という現状は「当たり前」というワケ。
良い悪いは別にして、香住はやっと「業務スーパー」で、豊岡はついに「31」までたどり着いた、という感じ。
「ジャモカアーモンドファッジ」が身近になったゼ。あとは、我らが「モス」を待つばかり、、、。(笑)
2005/11/ 5
リアル・マッチポンプ
「消防士だったら、火事がなかったらフツー自分で火つけて消すぐらいするだろー、手柄欲しさにテメエで人殺して殺人事件デッチ上げるくらい朝飯前ってことよ。」つか・こうへい作「熱海殺人事件」の中のセリフだ。これはつか氏一流の、体制を皮肉ったブラックジョークだが、、、。
しっかし、最近、世の事実は創作を越えている。NHKの記者が、自分で放火してそれを自分で通報してそれを真っ先に取材し、ニュースにしていたらしい。ここまで来ると驚きというより「笑える」。普段から、あまりマスコミ報道は丸飲みで信じないようにしているが、きっとそのくらいの距離感がよいのではないか。事件は現場で起きているのだが、現場で取材されず、それこそ会議室でニュースが作られている感じがある。でも、当の現場すらウソ八百となると、会議室はお手上げだ。ひょっとして、このNHKの記者はそんな「会議室」への反逆のつもりだったのだろうか、、、。それはそれで興味深いが、どちらにしてもNHKはドン底だ。
2005/11/ 6
メジャーカップ
「佐平治の蔵」の、ウイスキーなどのシングルは1shot30ccだ。量り売りのショットバーとしては、その都度「メジャーカップ」で正確に量ってお酒を作るわけだが、焼酎などは1ショット30では格好がつかないし、焼酎というお酒の性格上、アルコール度数との釣り合いも考えてこれまではシングル45ccで計量していた。そして、今月より1ショット60ccに増量した。それに伴って、少し価格を修正した物もあるが、実質はすべて「値下げ」となった。
当店で通常使用しているメジャーカップは、30ccと45ccが量れる物。一発で60ccを量れるメジャーカップがあれば便利なのだが、製品としてあまりお目にかかったことがない。インターネットで探しに探して手に入れたものが写真左のもの。しかし、これの難点は、60と90の組み合わせなので「デカい」ところ。45/60か30/60のものがあればいいのだが、、、。引き続き探索中、、、。
2005/11/ 7
カニが来た
今年も「松葉ガニ漁」が解禁を迎えた。6日午前0時解禁とともに投網され、その日の内に帰港し上げられた今シーズンの「一番ガニ」が午後にはセリにかけられる。「カニの町」としては、今年も勝負の時期が来たという感じだろうか、、、。以前にも書いたが、カニには2種類あって「ベニがに」と「松葉がに」。ベニはたくさんとれるけど、松葉は少ないから価格も高くなる。この冬の時期「カニ」の看板一つで一年の8割の売上を稼ぐ民宿さんたちには、カニの調達が生命線となるのだが、「カニだったら、どの海で獲れたのでも同じ」とルーツは何処?か知らないが「世界のカニ」達が冷凍庫で出番を待っている例も少なくない。松葉ガニは高くて、地元になんか出回らない、と最もらしく語る輩が居るが、それもウソ。1枚○万円っていう最高級のものは地元の人は買わないだけで、40ランク近くもグレード分けのある中で、中級〜下級クラスは、宿の食事にも出るし、漁師さんから直でもらったりするから、けっこう口に入る。とは言っても「ベニがに」が不味くて「松葉」と雲泥の差があるというワケではない。ボクなんかむしろベニが好きだ。
ともあれ、ウソもホントも上へ下への「カニ騒動」が今年も始まった。
Kちゃん、カニありがと。
2005/11/ 8
Natifへの道 45
ついに「ウッドデッキ」が完成した。リビングとキッチンからほぼフラットで出られる。しかし、これからの季節は、寒いし雪も降るので、ここを実際に活用するのはまだまだ先になりそうだ。来年はここで「BBQ」だろうな。
デッキの木材は「ヒバ」。ヒバは「明日は檜になろう」の意味で「あすなろ」と呼ばれるヒノキ科ヒノキ属の樹。ヒノキ以上に油分を多く含むので、虫が食わず、水にも強いので屋外材として優れている。健康、美容、抗菌に効果がある成分ヒノキチオールは、ヒノキではなくヒバに存在する。「ヒバ油」が珍重されているのはそのためで、入浴剤などでアロマテラピー効果抜群とか、、、。確かに、大工さんがこのウッドデッキを作っている時、数百メートル手前でも、ぷーんと独得なヒバの香りが漂っていて驚いた。
木のチカラは神秘。奥深い。
2005/11/ 9
「みー」肥ゆる秋
「みー」との生活も半年を過ぎ、夏を越してコイツはますます「デカく」なった。最近計量していないが、きっと6kgはある。コイツの年齢は未だ不詳だが、最近は複数のガールフレンドを持ち、すっかり「エエとこのボンボン」状態で、2階の我が家から外に出て、階段の上から睥睨する格好が「今日はダレの番だ?」という感じで、余裕のモテ男に成長した。しかし、相変わらずの寂しがりやで、ボクの後ばかり追いかけて来て、ボクが寝たら寝て、外に出たら外に出て、何か飲み始めたら「オレにもなんかくれよ」とすり寄って来る。そんなコイツに、すっかり骨抜きの親バカとなった自分が居る。柔らかい日差しの、秋の日の午後。食っちゃ寝の「みー」と共にゴロゴロ過ごす風景が、妙に穏やかで楽しい。
2005/11/10
Natifへの道 46
4月10日にスタートした「Natifへの道」シリーズも、いよいよ完結が近づいてきたようだ。今日、店舗と母屋の間に、待望の「塀」が完成した。店舗内で、セット椅子に座った際、鏡の向こうの窓から見える景色が、ついにようやく収まりを見せたというワケだ。母屋に関して言えば、玄関周りが完成を迎えたと言える。まだ、完全なゴールを迎えたわけではないが、丸7ヶ月を経て8ヶ月目に突入。家造り、空間創造は、それ相応の時間がかかる。住みながら作っていく、という道程も、生やさしいものではない。激しい雨風も経験して、不具合も明らかになったし、今後は雪もやって来る。何度も書くように、数年は微調整が続くだろう。まだ、新しい空間とのつきあいは始まったばかりだが、お風呂の天窓に見事な「満月」も現れたりして、狙い通りの満足も多い。ようやく「現場」から「住居」へと、確実な転機を迎えようとしている。
2005/11/11
「ガンゼー」大発生
見るもおぞましき「カメムシ」。ここらでは「ガンゼー」とも呼ばれる。今年の秋は、コイツらが大発生している。夏はバッタ、カマキリ、セミが例年以上に多かった気がするが、秋に入ってからは、コイツらの天下だ。自分の身を守るため、例によって「悪臭」を発することから、ヘコキ虫とも呼ばれ、まさに害虫界の鼻つまみモノだが、別名「御姫様」とも呼ばれるのは何故だろうか。不思議だ。屁をこいても、素知らぬ顔で居なくなるズルさを「姫」に象徴したのかも、、、。
この「悪臭」は胸の部分にある「臭腺」から分泌されるが、一匹が一発カマすと、周辺一帯のカメムシたちが逃げ出すらしい。つまり、自分らにとっても「害」であり、事実、密閉したところにカメムシを入れ、つついて臭いを出させると、自身の悪臭にノックアウトして死んでしまうらしい。自爆テロリスト「ミスター・ガンゼー」恐るべし、だ。
さすがの「みー」もバッタやカマキリは捕まえたが、カメムシだけには手を出さないようだ。


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