2006/ 1/21
4次元ポケット
世の中「ライブドア」一色で、毎日「ホリエモン」が踊ってまっせ。一夜にして3000億円損したとかナンとかカンとか、話が天文学的過ぎて凡人には理解でけしまへん。そもそも「ライブドア」という名前を初めて聞いたんはまだインターネットが流行り始めの頃ですわ。無料でインターネットが出来るサービス言うて人気でしてな、ページの端っこに表示される広告収入で成り立っとんやが、その後インターネットの爆発的な普及でうま味を失のうて破綻したらしいですわ。それからは手荒な手法のネット関連事業やソフトウェアの使用権や販売権の獲得などによってベースを築きはって、社長さんの注目度を生かして個人投資家による支持集め、巨額な資金であらゆる分野の企業を買収して一気にここまで来はりましてん。アタマのええ人達はホント凄いけど、この人達は自分で何か物作って売ってはるワケやない。凡人は何かを作って売るのが商売、ってことしかわからしまへん。
ずーと「ライブドア」ってどういう意味やろと考えとったんやけど、社長がホリエモンだけに「どこでもドア」かいな?となればホリエモンの「4次元ポケット」はさしずめ「ゼニ」言うことや。ゼニは恐ろしでしかし。たった2、3年で「4次元ポケット」手に入ってもうたらどないしますのん。でも欲しいな。3000億?3000円でも欲しいわぁ、、、。
2006/ 1/22
発信器
昨年、豊岡で自然放鳥されたコウノトリにはそれぞれ発信器が取り付けられていて何処に居るかがわかるようになっている。その内の1羽が、京都の宮津→福井・高浜を経て一気に南下、宝塚付近まで飛んで行っているらしい。鳥もネコもこの時期は「お目覚め」状態で、異性を求めて精力的に動くシーズンなのか、、、。
ウチの「みー」もおとといの夕方出ていったままその夜は帰って来ず、昨日もまるっきり気配なし、夜中になっても姿は見えず、ついに再度の強制捜索。先日発見した場所周辺には気配はなく、さらにエリアを広げ歩き回ること数分、、、。チリンチリンと微かに鈴の音が、、、。おっ、でも「みー」にしてはちょっと小さいか?、、、。近づくと独り寂しくウロウロしている「みー」だった。丸1日以上飲まず食わずだったのか、顔がひと回りもふた周りも小さくなっていて、抱き上げると軽く感じた。その表情は確実にしょんぼりしていて元気なし。おいおい、大丈夫かよー。捕縛完了、またもや強制送還。帰るやいなやエサをがっつき、強制入浴。今日は1日眠りこけている。お前にも発信器が必要だ。
それよりも「タマ」を取られる日が近いかもよ、、、。おい、どーする?
2006/ 1/23
「るびすや」
高校時代、3年間通った浜坂は昨年10月に温泉町と合併して「新温泉町」となった。我が「香美町」旧3町と5町で一緒になっていれば今頃「○○市」となり、同じ街になっていたハズである。5町合併が早々とご破算となり、それぞれメリットの見えない無意味な合併に向かったのは実に残念だ。
話は変わり、3年だけだったが浜坂は我が青春の地である。文化圏が異なるこの街は新鮮な発見が多かったし、またそういうことを次々と体感する年代でもあった。喫茶店、外食、買い食い、、、酒、タバコには縁がなかったが、子供から大人への微妙で中途半端な「ワカゾー」元年でもあった時代。その1つの象徴的拠点が「ゑびすや食堂」だ。久しぶりに行ってみた。ココではやはり「焼きそば」。最初に食べた驚きは今でも忘れない。キャベツはもちろんだが長ネギがふんだんに入っているところが当時の自分には新鮮だった。ソースが海のように溢れ、焼きそばなのにジュルっジュルっと汁をすするような音をたてて食べる。「お金を出して食べる焼きそば」とはこういうモノか、とアタマに焼き付いていて、今でもソース焼きそばを作るときはこの「ゑびすや」スタイルをついつい目指してしまう。久しぶりに食べた。健在なりっ。そして30年目の大発見!「オムライス」が見かけ以上に絶品。「るび」万歳!(「ゑび」を「るび」と呼ぶ学生時代の愛称・笑)
2006/ 1/24
「X」デー
ホリエモンもあっさり逮捕され、後は「みー」のタマ取りのXデーがいつなのかということに焦点は絞られてきた(笑)。月曜の夜、獣医さんに「その件」に関して相談に行った。友人の紹介で初めて行く獣医さん。当然本人も連れて行ったのだが、凄く面倒見の良い「ネコ好きな」獣医さんで「みー」も例によってすっかり自分ちのようにくつろぎ、診察台では居眠りを始める始末。触診、体重測定、検眼と丁寧にチェック。「随分ご立派なタマ」とお褒めも頂き、手術に向けてワクチンの注射を打ってもらう。と、先生曰く「この子はお考えの年齢よりも少し上かも知れませんね」。飼い主を気遣ってかなり控えめにおっしゃっているのだろう。つまり「結構、歳とってまっせ」ってことだ。4月にウチに来始めた頃、生後6ヶ月ぐらいかと思っていたけど、既に1歳は越えていたのかも、、、。歯や爪の感じや「タマ」のデカさから判断するプロの目には、「みー」の妙に「枯れた」感じからしてもそのようだと説得力抜群のお見立て。協議の結果「Xデー」も決まり、後は「ダイエット」が義務づけられた。今のままのエサのやり方では、術後のさらなる肥満が心配だとか、、、。先生自身もかなり恰幅がよいが「人間もネコも肥満は大敵ってことですかね、センセ」と2人でニヤリと笑った。いいお医者さんに出会った。
2006/ 1/25
世界の名酒辞典
講談社から毎年出される「世界の名酒辞典」はバーにとっては必携の書。写真の右下、本の帯封にも記載があるが、正規に輸入されている洋酒、国内で製造されている洋酒がすべて紹介されていて、最近はそれに加え焼酎も載せられ、厚さが5センチ近くもある豪華な辞典となった。年ごとに新発売になったもの、また廃番となったものや輸入されなくなったものもあり、新年度版が常に必要であり、旧年度版は重要なライブラリーとなる。ワインやビールはさておき、その他のスピリッツは、この本に記載されているものをすべて揃えれば、取りあえず「教科書通りの」バーになる。それに近い品揃えをしているバーも無くはないが、いろんなバーに出かけ、本で見たことはあるが実物を味わったことがないお酒を探すのもバー巡りの楽しみの1つだ。ページをめくると酒ごとに写真と必要かつ十分な説明、定価も載っている。ある程度の「うんちく」をこれで覚え、実物を試す、、、。そしてその繰り返しでスピリッツバーにハマる。そして、この本にないお酒も求め、さらに彷徨う。
2006/ 1/26
あるレストラン
お客さんたちに、この近辺の評判のお店を聞いてそこを訪れるのは楽しみの1つでもある。この近辺、と言っても田舎地方ではクルマで1〜2時間位の範囲は「近辺」と呼ぶのが常識。こちらに戻り既に4年近くたったが、教えてもらったお店には、ほぼお邪魔した。一店だけ気になるお店があるのだが、そこは月曜定休なのと、何度がランチタイムにトライしたが、たまたまなのか休業されていてベールに包まれたままだった。今日たまたま前を通りかかったら、小さいながら「OPEN」の看板が掛かっていたので、チャンス!と、入ってみた。10席程度の小さいお店。お昼時だがお客はボク以外に女性2人組だけ。お店側はシェフとウェイトレスの2人。一番安いランチコースを。自家製のパンにスープ、メインディッシュ、デザート、コーヒーに至るまですべてが丁寧な「いい仕事」。しかし、もしも10席全部入って、その人たちがすべて「1時間の昼休み」の人たちだったら「無理」は明白。ついつい同業のサガでヘンな心配をしてしまう。時間に追われる人にはとてもオススメできないが「丁寧な時間」を思い知らせてくれるランチだった。お会計では、おつりのお札がすべてピンピンの新券、、、。いろいろ発見したり反省したり、自分をリセットする時間。これだから外食は楽しい。
この手のお店のランチは採算より宣伝のため、、、。是非ディナーで「真価」を味わわねばなるまい。しかし月曜、第3日曜がお休みとは、、、最悪だ、、、。
2006/ 1/27
この町は終わってる
この町は終わっている。一般町民に向けての「町政懇談会」を金曜日の午後一時半から開いて、誰にどうやって意見を訊くというのだろうか。そんな時間に参加できる人は当然限られている。会場には案の定、ご高齢の方ばかり。女性の姿はほとんど無いし、ましてや次世代の「若い人たち」など来るワケもない。そこで、合併後の新町の財政は赤字で大変だ、云々、住民に様々な負担を強いることに、云々というこの町の将来に懸かる重大な話をする町長。ホントにこの人には呆れることばかりだ。ボクは3町が合併する前、合併を「しない場合」と「した場合」の財政の試算を見せるべきで、その上で合併の是非を問えと発言した。そんな発言はさっさと無視され、有無を言わさず合併に猛進させたのは誰か?町議会も合併の是非を問う住民投票実施をさっさと否決して、合併のディメリットを論議することなく追随した。しかし「香美町」になって何一つ「よかった」と思える実感はない。今回の合併後の財政報告などすでに「想定内」のハズ。何をいまさら、、、聴いていてもシラけるばかりだった。
一部の試算に依れば、合併後4年で財政は破綻すると言われている。そして「沼地」に無理して建てる新庁舎が、数年後地盤沈下して沈んで来る、、、この町の行く末が見えてきた。ボクがこの町に縁やゆかりが無ければ、こんな町に住もうとは思わないだろう。
2006/ 1/28
アマデウス250歳
1月27日はウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの誕生日。生誕250年である。モーツァルトに関してはもはや説明の必要はない。映画「アマデウス」で、神格化されていたその姿が結構スキャンダラスでハレンチ野郎だったと描かれて妙に親しみが湧いたが(笑)、天才の名を欲しいままにして250年経っても、その創作で我々を癒し続けるその存在は「奇跡」とも言える。生前は浪費家で貧乏暮らしだったと言うが、如何に天才でも「渇いた」部分がなければ、短期間にあのように膨大な創作は生み出せなかったのだろう。
一番好きな作品は?と問われると難しい。シンフォニーも好きだし、弦楽四重奏、五重奏にもお気に入りが多い。以前ホルンやオーボエを吹いていたこともあり「13管楽器のためのセレナード」K.361は常々繰り返しよく聴く曲だ。この曲は「アマデウス」で、サリエリが初めてモーツァルトと遭遇するシーンで印象的に使われた。「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」K.364も大好きだ。数々の名録音の中でも、エッシェンバッハの指揮、五嶋みどりと今井信子という日本を代表する2人の競演は、この曲を益々好きにさせてくれるCDだ。
アマデウス、おめでとうごさいました。
2006/ 1/29
楓香ちゃん
結婚、出産のため昨年6月に辞めた元スタッフの尚ちゃんは、11月に無事女児を出産された。実家に戻っていた彼女と「娘」さんに郵便局の前でバッタリ会った。「楓香」ちゃん。楓のシーズンに誕生した彼女は「ふうか」ちゃんと名付けられた。生後3ヶ月の女性ってこんななんだぁ、、、。超がつくべっぴんさんだ。髪はフサフサ、このクッキリした眉毛、ぱっちりと大きなお目目、立派なお耳、、、どこをとっても「絶世」の美女間違いなし。カワイイっ。まるで自分の(?)子のようにしばし見惚れてしまった。
佐平治の蔵周辺ではベビーラッシュ。この気運に乗って、我が老夫婦も「ネコ」から「ヒト」へと転換しなければ!と、決意も新たに(笑)したところ、、、。
2006/ 1/30
圧巻っ!
カミさんの新築の実家は母屋の庭の整備が待たれるところだが、庭周辺のトータルなコーディネイトと施工をお願いしている芸術家「庭師」加藤さんに、休日を利用して手がけられた物件を1日かけて案内してもらった。豊岡周辺の「作品」をひと周りして、昼食は丹後大宮にある、古い和風民家を上手くリフォームしたイタリアンリストランテ「国屋」でランチ。そして、本日のお目当てである天橋立「千歳」へ、、、。ここは天橋立の回転橋のすぐ脇にある老舗旅館を、「ワインとお宿」というサブタイトル通りのホテルにリニューアルした話題のお宿で、噂に聞いた憧れの場所。リニューアルの仕掛け人であるオーナー山崎さんと加藤さんはツーと言えばカーの間柄。庭や植木はもちろんだが、土、木と言った素材の好きなオーナーの志向をカタチにするアーティストとしてお風呂を始め様々な個所の施工も手がけたとか、、、。すぐ目の前に「日本三景」の1つが望める絶好の客室は、古民家を再生したステキな部屋ばかり。カミさんはそれに感激しっぱなしだったが、ボクにとっての圧巻はやはりワインセラー。総数3万本という途轍もないコレクションには度肝を抜かれた。オーナー自ら丁寧に案内をして頂いた別館のカーヴには、きっちり温度と湿度が管理された中、「ロマネコンティ」「ラ・ターシュ」「エシェゾー」「モンラッシェ」「シャトー・ラフィット」「シャトー・ラトゥール」等々、目がクラクラするような「超」高級ワインが所狭しととにかくギッシリ、、、。この在庫の「時価総額」は??ラ・ターシュやモンラッシェの6リットルのヴィンテージマグナムボトルなんて幾らするんだろう。目の正月とはこのことか、、、何十年分も正月を過ごした感じ。我々と同世代と言う、オーナー山崎氏、、、。明日からイタリア、という彼。会えたのは幸運だった。今度は泊まりに来てゆっくりお話をしたい方だ。「ワインとお宿・千歳」HP


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