2006/ 3/22
ボブ、絶好調
ボブが絶好調だ。ボブはボブでも、あの誤審のボブではない。ボブ・ジェームス。ボクの日記では再三登場するジャズ&フュージョンの神様。先日横浜のHMVで「エンジェルズ・オブ・シャンハイ」という新譜を購入してきたばかりだが、今回神戸のHMVでは、まだ国内未発売のさらなる最新作をゲットした。ますます制作意欲旺盛なボブにはホント頭が下がる。前出の「エンジェルズ、、、」は、中国楽器をフィーチャーした「癒し系」。最近アジアのミュージシャンとのコラボも多い彼の実験的なアルバム。アルバムの最後に、おなじみのナンバー「アンジェラ」が中国楽器で演奏されるのが楽しい。最新の「アーバン・フラミンゴ」は、いつもながらのスマートで都会的な大人のテイスト。この人のピアノは歳を重ねるほどに無駄がなく、スマートで「大人とは、、、」を感じさせてくれる。安心してその世界に酔いしれることのできる空気を、確実に演出してくれる。定期的に新譜を見つけては彼の近況や、その境地に触れる。世界の広がりに憧れも感じ、揺るぎないセンスの高さにインスパイヤーされる。彼の生き方に自分の生き様を反省し修正する感じが、彼の作品との向き合い方だ。ボブの絶好調さにエネルギー充填。
2006/ 3/23
Bei Xu
何だか、先日のWBC優勝以来、興奮が未だ冷めやらぬ、、、。まさにどの世界も「アジアパワー」が炸裂する今日この頃か、、、。「Bei Xu」ベイ・シューと読む。中国人のジャズシンガーは、間違いなく彼女が歴史初だろう。中国系の音楽家はいるが、米国の音楽など堕落した身本主義の産物、と長らく禁止されてきた中国本土で生まれ育ったシンガー、、、それもジャズシンガーは実に新しい。それもかなりの美人。ボクの日記で何時か「アン・サリー」を紹介したが、実力派のアジアンビューティージャズシンガーがまた1人出現してきたというワケだ。文字通りのデビューアルバム。アン・サリー同様シンガーだけを生業としているわけではないらしいが、目新しい話題に乏しい地味なJAZZシーンに於いては、ますます未来が楽しみな存在だと思う。歌は歳を重ねるごとにさらなる味わいを増すのが楽しみ。是非オススメだが、一曲目から実に渋い。大人の潤いと、大陸的な大きさを感じるのは、ひいき目だろうか、、、。
風は今確実にアジアから吹いている。
2006/ 3/24
バックバー
バーのカウンターに座り、バーテンダーの背後にお酒がずらりと並んだバックバーを眺める。オハコの酒があるのかを確認するのもいいが、見たことのない酒、見たことはあるが飲んだことのない酒を探し出すのもバーの楽しみの一つだ。先日横浜で、久しぶりに顔を出したバーでこんなことがあった。ボクの隣に中年男性二人。どうもそこには初めてのようだった。バックバーで「竹鶴」「余市」が目にとまったのか「ここはニッカ系のバーですね」これは明らかに間違いだった。その隣には「白州」があり「響」もある。トリスバーだとかニッカバーというのはいつの時代のお話だか、、、。さらに彼らは、断片的な知識と偏った思い込みを駆使しバックバーにない酒ばかりをリクエストしたが「ウチにはないですね」と全く折り合いが付かない。お酒を飲むのに知識は必要ないが「バーを楽しむ」には少しだけ知識と、その術(すべ)も必要だ。知識に自信がないときはバーテンダーに相談する。バーテンダーは最高の「営業マン」だ。バーテンダーに知ったかぶりをするのは愚の骨頂。味の好みは人それぞれだが、その客の好みを素早く見抜き「そのお酒は置いてないけど、この酒はご存じですか?」と新たな発見を用意するのがバーテンダーの仕事。彼らを操る「術」を知っていれば、もっとこの場を楽しめるのに、、、と思いながら、その店自慢のカツサンドを頬ばった。
2006/ 3/25
名手の芸
ボクの楽器コト始めは小学校鼓笛隊の小太鼓だが、中学で吹奏楽部に入り、先生に「ホルンやれ」と言われて初めて手にした時の新鮮さは今でも忘れられない。ホルンと言う楽器はご存知のように狩での信号用の角笛がルーツ。首に掛けて移動できるように管が大きく丸く曲げられて、音の出る朝顔が後ろを向くのも、機能上からそうなったのだろう。初期の金管楽器は、自然に出る倍音を管の長さを変えることによって調を変えて使い分けていた。つまりハ長調の曲には、ハ長調のドミソドミソドが出る楽器を使う。調がが変わると臨時に管を継ぎ足して別の調ににするというワケだ。バロック時代はもちろんモーツァルト、ベートーベンの時代までは、現代のように3つ4つのバルブがついて瞬時に管の長さを変えることによりスムーズに音階が吹けるようにした楽器などないから、音階を吹くのは至難の技というワケ。モーツァルトはホルンのための協奏曲を4曲残したが、それは当時ロイトゲープというホルンの名手がいて、彼はバルブなしホルンでも、楽器の朝顔の部分に微妙に手を出したり詰め込んだりして巧みに音階を吹きわけることが出来たため、彼のために思い通りのメロディーが作曲できたというワケだ。ホルンは元々管が細くて長いため音程を探るのが難しい。どんな有名オーケストラでも「プふァ〜っ」と音を外すのはたいていホルン。
バリー・タックウェルというイギリスの名ホルン奏者。この人の演奏がスキだ。
2006/ 3/26
冬の次は、、、
3日も好天が続くと、いよいよ春を感じないわけにはいかない。結局、雪は昨年の12月初っぱなの大雪だけで、今年に入ってからは肩すかしをくらった格好。昨年はサクラが不発に終わった香住ヶ丘だが、今年は雪がそんな状態だったので、しっかりとしたつぼみをつけているようだ。3年越しのここでの花見計画、、、今年こそ期待できる!?。
プロ野球もパリーグが開幕して、お客さんも大幅に増えたらしい。来週にはセリーグも始まる。都会では地価も上昇しているようで、長い長い冬の時代にもようやく春の予感がして来たか、、、。テレビの地上波もデジタル信号に変わり、テレビやビデオも買い換えを迫られる。戦後復興のシンボル東京タワーも、いよいよ新しい物が建てられる。そんな時代の波が動き始めているらしい。しかし、そんな春の予感がこんな田舎まで到達するのはいつになるやら、そんな波とは無関係でしぼんで行く可能性の方が強そうだ。めぐる季節を感じながら、実はどんどん暮らしにくくなっていくこの町の未来を憂うばかり。
2006/ 3/27
水平線
言うまでもないが、我が香美町の北側は日本海。神戸・大阪方面からクルマで来られた方々にはきっとわかっていただけると思うが、兵庫県を縦断する距離感はかなりのもので、とくに香美町に入ってからでもこの写真の風景を手に入れるまではまだまだ遠い。果ての果てまで「ようやく来た」という感覚が強いと思う。都会側から見るとただの田舎地方で「ここも兵庫県?」という、知られていない?忘れられている?印象が薄い土地だ。それは、一度でもこの地を遠く離れて生活したことがあればよくわかる。我が県の知事自身「北部のことはよくわからない」と恥ずかしげもなく公言する程だから、ゼニ勘定に入っていないどうでも良いエリアということだろうな。だからきっと、こっちにある県の機関に赴任する役人たちは「左遷」とか「ハズレ」とかという意識でやってくるのだろうか?そうなら由々しき態度だが、サセンで結構ハズレで結構じゃないか。この水平線を見て何も感じないようなら早く帰ってくれ。
2006/ 3/28
星 飛雄馬
BS春休み特選アニメで「巨人の星」をやっている。リアルタイムで「巨人の星」に洗脳された世代だ。星飛雄馬は紛れもなく目指すべきヒーローであり、千本ノックでしごきまくる大人は1人の例外なく星一徹に見えた。巨人・大鵬・玉子焼き、、、王、長嶋に憧れ、そして星飛雄馬になりたいと思う。ひゅうま、、、って!? 今では違和感なく言えるが、最初に聞いた時は「ヘンな名前」だった。今の巨人は既に見る影もないが、当時の巨人は強かった。そして宿敵阪神も強かった。東と西の戦い、というきっちりした図式が定番だったような記憶が強い。やがて巨人の権威は失墜し、阪神もどん底を低迷したがようやく復権してきた。今年は、強いタイガースと、どうにかこうにか復活が期待できるジャイアンツの争いを期待したい。
WBCの熱戦で、野球を思い出した「ヒューマ世代」も多いと思う。バットやグローブも空前の売り上げだとか、、、。でも、ボクたちは野球を忘れていたのではなく、目に炎が燃えさかるような熱いプレーの連続を観たかっただけだと思う。ヒューマ世代は野球には「厳しく」「熱い」のだ。
2006/ 3/29
アスリート
先日、「みー」がお義母さんの新居を走り回ることを書いた。高い梁を渡り歩くところの写真が撮れず残念だったが、今日はバッチリ押さえた。既に慣れたもんで、まあネコにとっちゃこんな「平均台」、高かろうが低かろうが狭かろうが広かろうが長かろうが短かろうが朝飯前だろーな。エサをきっちり管理されて「痩せた」というより、筋肉質に「締まった」感じの最近の「みー」。アスリートネコか、、、。こうしている姿が金メダリストのようだ(笑)。
外はまたまた季節外れの雪で、外出禁止。外を走り回れない分、室内トレーニング、というワケか、、、。
2006/ 3/30
春味っ!
この時期「旬」と言えば「ホタルイカ」。富山の名産というイメージがあるが、近年お隣の浜坂港がホタルイカ漁で名を挙げている。そこは同じ日本海の珍味、もちろん我が香住港でも盛んなのである。旬の春味パスタ「ホタルいかのパスタ」新登場。もちろん期間限定、今だけスペシャル。何と言ってもホタルイカの魅力は「ミソ」。ちっちゃいイカをクッと噛むとジュぉァっと広がる独特の味わいがたまらない。せっかくの味わいを引き立てるべく、コテコテこねくり回さずさっぱりと仕上げてあるのでホタルイカを存分に感じてお召し上がり頂きたい。しかしとことん和風と言うわけではなく、ワインにも焼酎にもピッタリ来るようなkura流で間違いなし。
ちなみに何故「ホタルイカ」と言うのか、、、? それは体にホタルのように光る発光体をもっているからで、それは外敵に対する威嚇や、逆に身を守る働きもするらしい。オスとメスや仲間同士で光を使ってコミュニケーションしてるという説もあるとか、、、。神秘的だねーっ。しかし、あまり考えすぎると食べ辛くなるから、豆知識程度でとどめるのがよろしいようで、、、。
2006/ 3/31
楽天初勝利
開幕5連敗の楽天ゴールデンイーグルス。6戦目にして、強豪ホークスを破って初勝利した。おめでとうノムさん。昨年から今シーズンに向けての補強は全く満足のいくものではない。ノムさんに監督が代わって、大砲・フェルナンデスが加入したものの、弱体のピッチングスタッフは相変わらずのままシーズンスタートを迎えた。ノムさん流、選手の意識改革と適材適所の選手起用でどこまで勝てるか、、、というコトだが高望みは出来ない。この日の先発は開幕戦好投しながらも報われなかった一場。今年こそこの一場がモノにならなければチームの未来は見えない。5回を1失点に押さえ継投。老練吉田豊彦→クローザーの使命を受けた小山、とその役目を果たした。打つ方では主砲フェルナンデスに一発が飛び出し、打線も線でつながりをみせた。「勝つためには何をせねばならぬか」が昨年よりは選手の意識の中に芽生えて来ているのが伝わって来た。いきなり優勝は無理だが、少しでも「勝つ」シーンを多く見たいね。頑張れ楽天。


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