2006/ 5/ 1
親子
東京から客人来る。横浜時代、一時は「アトリエ」のスタッフとして活躍してくれた輝男君が、お父さんとやって来た。GWの連休に遙々山陰〜京都旅行。昨年まで横浜・関内の名店「まのじ」の店主としてがんばって来た彼だが、一念発起して転職。24年ぶりに再会したというお父さんの下でまったく別世界の仕事に移った。このお父さんが実にステキな方で、初対面なのに大いに盛り上がった。さすが?度結婚されただけのことはあるオトナの「男の色気」にすっかりハメられた感じ。横浜時代、輝男君とは18歳ぐらいの時からのつき合いだから既に10数年、、、。店と家庭をしっかり守る子煩悩ないいオヤジ、というイメージだったが、一転「ムスコ」モードに、、、。初々しさもあるが様々な経験を積んで実に頼もしくなった息子が寄り添う姿は何とも力強い。ボク的には、不運にも家庭から離れた哀愁(?)も感じていたが、このお父さんのアグレッシヴなオーラの前にはかすんでしまった。
この親父にしてこの息子あり。何の心配も無用な揺るぎなさ。これからの彼らの人生に大いなるエールを送りたい。パワーをもらった我々にもエールを、、、。
2006/ 5/ 2
もものはな
昨日は輝男君親子と我が夫婦で、久しぶりの出石の蕎麦処「甚兵衛」。皿そばをたらふく平らげ、京都に向かう2人を豊岡駅で見送った。その足で、カミさんがお客さんから噂で聞いたという「もものはな」を求めて、竹野の三原地区に向かった。クルマでしばし登る。かなりの高地。やがて小さな集落に行き着く。のどかな日本の原風景そのものだ。さらに小高い丘の上に目映いばかりの色彩が目に飛び込んだ。満開の花また花、、、。「ももいろ」と呼ぶにはあまりに鮮やか過ぎるディープなピンク。心が洗われる、と書きたいところだが、これには洗うべき心が余りに役不足。有り難い程の色彩感!

世の中は黄金週間。「ゴールデン」とは言え、祝日と祝日に挟まれた谷間に流れるユル〜い空気がたまらない。
「佐平治の蔵」GWも通常に営業中。
2006/ 5/ 3
戦争放棄
5月3日は憲法記念日。第二次世界大戦に敗戦した翌年の11月3日に公布、翌1947年の今日施行された。それまでの大日本帝国憲法を改正されたかたちなので、原文は古い漢字のまま。施行60年を迎えようとしているが一度も改正されず「だましだまし」今日までやってきた感じだ。天皇が「象徴」になりました、というのも実に曖昧で、未だに「神様」みたいに感じている世代には天皇は「陛下」に過ぎない。戦争はしません、と言っておきながら、それは侵略戦争をしないということであって、他の国から侵略されそうになったときは侵略されないために戦いますよ、自衛戦争は別ですよ、とこれまた曖昧な解釈で、巧妙に「再軍備」を果たしている。すべてこの「憲法」を発するにあたって、重要な問題を先送りするべく「玉虫色」の日本語を巧妙に選んだ人間のなせるワザといえるだろう。既に、今の日本は「自衛戦」の域を超え、他国に「平和維持」と称して自衛隊を派遣してしまっている。それを国際貢献と胸張っている愚かさは何だ。世界でただ一つの核被爆国として、ガッツーンと「NO」と言ってみやがれってんだ。
2006/ 5/ 4
観光案内
東京からYGクンが「新しい彼女」を連れてやって来た。彼は「アトリエ」最後の一年のスタッフで、香住に来るのは何と2度目。「新しい、、」と書いたのは、前回は別人を連れてきたという、見かけによらぬ甲斐性モノ(笑)。2泊の予定で、1泊目は香住、2泊目は神鍋に。観光案内、となるとなかなか厳しいのが我が町の弱点。遊覧船に乗って海岸線の洞門巡り、大乗寺の襖絵、話題の余部鉄橋、、、。まあ、ただの田舎町そのまんまを感じて頂くほかない。余部鉄橋で人の多さに驚き、遊覧船に酔って、香住鶴で地酒アイスに酔って、、、。のどかな山道をひたすら走り「風穴庵」で麦トロ。そして植村直己冒険館初見参。何とこの客人2人は植村直己すらご存知ない。彼らにとっては植村さんの生地で初めて彼と出会う記念すべき旅と相成った(笑)。その後、恋する2人は「ムーンサイド」へ、、私は仕事へ。
レイザーラモンYGの冒険は、まだまだこれから。フォーっ。
しっかし、真夏のような一日。観光案内ってのも難しいね。世の中はまだまだ休みが続くのかぁ〜!?スゴいね。
2006/ 5/ 5
連日好天
毎日休日で毎日良いお天気というのは、ホント奇跡。名実ともに黄金の一週間が継続中だ。ビールメーカーはその年のゴールデンウィークのビールの販売数でその夏のビールの売れ行きを占うらしい。ゴールデンウィークが好天で暑いとその年の夏も暑いという統計に基づき、麦芽やホップの仕入れ調達量を決めるとか。今年の夏はビールがいっそう美味そうだ。
こんな田舎町でも、交通量が増え、運転マナーも危うい他府県ナンバーに地元民は右往左往、、、。他人を受け入れることに慣れていない人たちにとっては、普通モードな日々に早く戻って欲しい気持ちと、商売人にとっては、何でもいいから誰でもいいからひたすら「売上!」と我慢の日々、、、。世間の休日に縁遠い私どもの店は、お子さま連れのお客様を丁重にお断りし、「ファミレス」にならぬよう粛々と変わらぬスタンスを保つのみ。さすがに最終日に向かってお天気が崩れそうな様相だが、あつらえたような今年の黄金週間は、まだまだ終わりましぇーん。

「みー」には、毎日が黄金の日々でございやして、、、。
2006/ 5/ 6
あっ、はばタン!
今年の秋、我が兵庫県下で開催される「のじぎく国体」のマスコット「はばタン」が異常な人気だとか、、、。最初見たときから「だっせーっ」と思っていたし、はばタンという名前も「はぁ?」って感じだった。町の商工会から配られてきた、ビーチボール型のはばタンは長らく倉庫で眠らせていたが、最近になってようやくふくらましてお店にひっそり飾ってる。先日お客さんが「あっ、はばタン!」と目聡く見つけて興奮!。「えっ!何で?何で?はばタンがいるの?」、、、そりゃあこっちのセリフですよ。何でそんなにコーフンしてしているのか、、、。聞けば、今や県下各地の幼稚園や小学校、各イベント会場に出没する「はばタン」(着ぐるみ)が異様な人気者として大ブレーク中らしい。国体の認知度はイマイチ上がってないのに「はばタン」人気だけが一人歩きしているのが最大の誤算だという。知らなかった。まあ、ポケモンを見たときも、何でこんな中途半端なキャラが熱狂的にウケてんのか理解できなかったが、はばタンも同じ。よく見るとその中途半端さがそっくりかも、、、。そーゆー時代なんだね、、、。
ちなみに「はばタン」の誕生日は2003年1月17日(阪神大震災8周年の日)。公募で多数寄せられたデザインとキャラクター名の中から選ばれた。黄色くてヒヨコのようだが実はフェニックス(不死鳥)!。
詳しくは
「はばタン倶楽部」でどーぞ!?
2006/ 5/ 7
絶品!梅ぇ〜酒。
口の肥えたお客さんに、オススメのお酒を教えて頂くのは楽しい。そして教えてもらったお酒と新しい出会いが生まれるとなお楽しいものだ。梅酒と言えばチョーヤ位しか知らないが、以前サントリーがブランデーで浸けた梅酒を販売していたことがあった。その美味さは未だに忘れられないが、既に終売となり惜しい限り。佐平治の蔵きっての酒豪に「にごり梅酒の美味しい物を飲んだ。たしか名前がオウバイ、、、?」と聞いては飲んでみたくて仕方がない。オウバイとは「鶯梅」と書く。ネットですかさずサーチ。早速ヒット。そして本日ゲット。奈良の酒蔵が焼酎に日本酒も加えたベースに梅を漬け込んだもの。さらにこの「あらごし梅酒」には漬け込んだ梅の果肉を、文字通り粗濾しにして加えてあるもんだからもう味わいは濃厚、梅の香りが実に芳醇。余韻が複雑に尾を引いていく。美味いっ!最高〜っ。
どこかの酒造メーカーがにわか仕込みで販売したものとは、似て非なる逸品。品格、風格そのものが根本的に異なる。デザート感覚で是非ご賞味あれ。
2006/ 5/ 8
たまごかけごはん
長い長いGWが終わり、さあ定休日!。だからといって別段何の計画もないが、何となくクルマで但東町、、、。目指すは「たまごかけごはん」。天下の朝日新聞(!)にも紹介されたお店。何と、たまごかけごはん専門店という驚くべきコンセプトの「但熊」は今年3月に開店。メニューは「卵かけご飯定食」(玉子は食べ放題!)「プレーンオムレツ定食」「ケーキセット」の3つのみ。当然オーダーは「たまごかけごはん」350円也。ちなみにボクはご飯大盛り(50円増)。定食の内容はあっつあつのご飯にお新香、みそ汁。そしてテーブルに山と積まれた新鮮卵を割り放題の混ぜ放題のかけ放題。お好みで薬味のきざみネギ、きざみ海苔、梅干しを。そして注目の調味料は、今話題の「たまごかけ専用醤油」数種をセルフチョイス。元祖・たまごかけ専用醤油である島根の「おたまはん」関西風、関東風の2種類。最近竹野町の花房商店が発売した「まるたん」も地元から堂々参戦。しかし、今回ダントツに我々の舌を虜にしたのは初めて味わう「かき醤油」だった。岡山のアサムラサキ社製。文字通り広島産牡蠣エキス入り。濃厚なダシと醤油本来の香りの絶妙なバランスがたまらない。他の3つを寄せ付けない複雑な味わいは、新鮮なたまごを引き立てる以外その役割は見つからなかった。意外な大発見、、、。
あっぱれ!日本人のキホンのキ、ここに極まれり。よくぞ日本人に生まれけり。
2006/ 5/ 9
SAMURAIブルー
サッカーのワールドカップドイツ大会の開会をいよいよ1ヶ月後に控え、体表選手の最終決定にむけて「キリンカップ」が開幕した。結果はともかくとして、会場の大阪・長居スタジアムの観客席には「ジャイアントジャージ」が広がった。このジャージはキャンペーンカー「ジャバン」に乗って日本全国を回り、各地でサポーターたちの寄せ書きを集めている。前回大会から日本代表の実力がどの程度アップしているのかが気になるところだが、ジーコ監督になって、現時点でのオールスターキャスト総出演の上「自由な発想で自主的にプレーする」という一番望んでいたスタイルのように見えて、ホントは日本人が一番苦手としているものに挑戦することとなった気がする。徹底した管理主義のトルシエから、個々のタレント重視のブラジルスタイルへの転換をボクはそう見ている。今日の試合でも、小野、小笠原、アレックスといった「才能」が出揃ってようやく「機能」したように、ある程度成功する方向に向いてはいる。本番での華々しい輝きを期待したい。
「サムライブルー」と聞いて、怒鳴り続ける柱谷哲二やラモスをついつい思い浮かべてしまうのは歳のせいか、、、。代表チームが「サムライ」的イメージから遠くなっていくのが気がかりなところだが、詰まるところ「得点」が無ければ勝利もないのは事実。
2006/ 5/10
100マン円也
日本が北朝鮮から未だ救出されていない拉致被害者にむけて行っている短波放送「しおかぜ」は、昨年10月30日から始まったもの。毎日午後11時30分から開始当初は30分番組だったが、現在では支援者の協力を受け1時間半に時間枠を広げて1日2回放送となった。周波数は5.89MHz。当然北朝鮮全域で聴けるよう、それなりの場所からそれなりの出力で送信されるので日本でも聴ける。先日、横田めぐみさんのご両親が出演した際、強力な妨害電波が発射されたというニュースでその存在を知った方も多いと思う。そのニュースで、都内でその妨害電波らしき信号を受信する模様が映像で流れたが、その際「おおっ!」と思ったのはきっとアマチュア無線家達だろう。不謹慎にも、北朝鮮とか妨害電波とかという問題にではなくそこで使っていた機材に即効反応したハズだ。アイコム社製IC−7800。大阪の通信機器専門メーカーがアマチュア無線「最高峰」と位置づけて発売したスゴい無線機。その価格は実に100万円!。ボクみたいにぺーぺーの無線家には高嶺の花だが、結構売れているようで交信相手でお使いの方も多い。
いやいや、無線機の映像の方に反応するなんて超オタッきぃ。


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